2013年09月03日

ホームからの転落 人命救助

 名鉄線で、ホームに転落した人を救助した人が表彰されたって、ニュースでやってました。
 転落した人をとっさの判断で、レールの間に避難させたことで無傷で助かったらしい。
 中部地区ではたて続きに同様に、そういう手法で転落事故が助かったらしい。
 いやはや、すごい判断です。
 線路に飛び込んで、助けた人は勇気があって素晴らしい行為であり、とても良いことで文句を言う気はないけれど、線路の間に避難させるなんて、鉄道車両の構造がわかっている人間なら、とても怖くてできないでしょう。
 鉄道車両の構造を知らないど素人の無謀な判断が結果、良かった訳だけど、間一髪ではないけれど、一歩間違ったら、殺人行為ですよ。
 もし、助けたつもりで線路間に人を避難させて結果、列車の床下機器にぶつかって死んでしまっていたら、その当事者はどうなるのだろうか。
 今回の行為を、人命救助で表彰するのは、鉄道会社としてはちょっとやめてほしいって思っていると思いますよ、本音は。
 鉄道会社は線路の間ではなく、線路脇に避難してくれって言っています。当然です。

 名鉄車両の、たまたま床下に余裕があったから助かっただけで、鉄道車両に詳しい人なら、まず、ATS車上子にぶつかると思うし、電動車まで達していたらモーター部は地面との間にあまり余裕もありません。先頭の制御車クハまでが通過して止まったから助かったのかも。
 スノープロウをつけた車両なら間違いなく最初に人を引っ掛けるか、跳ね飛ばすと想像するでしょう。JR東海が我が社の車両なら助からなかったかもとコメントもしています。EF66牽引の貨物とかだったら、スノープロウがついているから、線路間に寝ていたら、人は挽肉になると思います。
 
 新聞にも、地下鉄なんかの、東山線や名城線だと、第三軌条から集電しているから線路脇も危険と書いています。
 線路脇に避難しても、第三軌条に触れたら即感電死です。
 そういう鉄道の個々の構造を知っていたら、安易な人命救助はできません。
 ホーム下が安全だという説明は、もっともです。
 レール間に人を避難させる行為、それで結果助かったからといって表彰するというのは違和感があります。
 とてつもなく、危険な行為ですよ。

   

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2013年09月02日

お役所気象庁 竜巻だろ!

 埼玉で竜巻発生、たいへんな被害が出ました。
 ニュースを観ていると、竜巻らしきとかなんとか、気象庁は決して竜巻と断言しません。
 これだけビデオ映像が出ていても、独自のデータとか判断が必要なんだろうか。
 ど素人が見ても、竜巻でしょう。
 NHKも役所体質満載で、今でも、「竜巻らしき」って言っている。
 気象庁もNHKも、役立たずの役人、役所、事なかれの権化。
 竜巻だよって、出先の人がはっきり言ってほしい。
 「竜巻と見られる」って、バカか。断言しろ。
 こんなことやっているから、役所や公務員がバカにされるんだよ。

 今日、3日朝になって、ようやく気象庁は会見で竜巻と見て間違いないと説明した。
 また、なんてまわりくどい言い方なんだろうか。
 竜巻と見て「間違いない」ではなく、なんで「竜巻である」と素直に言えないのだろうか。
 役所が得意な言い回しである。

 マスコミもようやく「竜巻と見られる突風被害」ではなく「竜巻による被害」と言いはじめた。
 仮に初期段階で竜巻と説明して間違っていて、何か問題があるのだろうか。
 気象庁は天気予報をはずすことは日常茶飯事だが、既に起こった過去形の事象の判断にはどえらい慎重になるのかな。

 あれだけビデオ映像が流れていて、翌朝にならないと「竜巻であった」と言えない気象庁の能力ってなんなんだろうか。

 しかし、30年前では考えられませんね。これだけ、素人がビデオ映像を残せるようになるなんて。
 スマホが蔓延している証拠です。  

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2013年08月20日

内部告発 警察の不祥事

 知多警察署長がゴルフ中の昼間、ビールを飲んだ不祥事で更迭とか。
 たしかに、悪いことです。飲酒運転を取り締まる強権力を持った警察官が、まして署長が。
 でも、なんか別の意味でイヤ~な気がします。
 発端は内部告発だとか。一緒にプレーした同僚から注意もされていたとか。
 昼間の少量のビール、夕方の運転なら間違いなく酒気帯び基準以下でしょう。
 この署長、現場の署長で60歳、今年定年退職だったのでしょう。
 経歴を見ると、現場のたたきあげという感じです。
 内部告発した警察関係者はどういう人なんでしょうか。
 正義感にあふれ、決して不正を許さない、でも杓子定規で融通も利かず、きっと人間味もないのでは、そういうふうに想像してしまいます。
 悩んだ末に内部告発したのかもしれません。でも、友達にはなりたくないような。
 もしかしたら、まだ若い、国家公務員1種試験に合格して採用されたエリートで、すぐに署長クラスなど追い越して出世していくような人なのでは・・
 翻って、この署長の方が、たぶん、人としてつきあうならば、きっとこの人の方がいいのでは・・・
 勝手極まりない想像ですが、そう思ってしまいます。
 決して、飲酒運転を擁護する気は毛頭ありません。まして警察官がなど、絶対に許せません。
 昼間とはいえ車で来ている以上、たとえ少量でも酒を飲むなんて言語道断な浅はかな行為で、処分されて当たり前なんだけど。
 でも、内部告発で発覚するという、なんかそういう組織の雰囲気みたいのには、吐き気がします。
 古い考えですが、同じ釜の飯を食った仲間という安心感もあったのではないかと。
 その仲間に裏切られる、そういう時代なのでしょうか。
 殺人でも傷害でも公金の横領とかそういう大罪ではない、この程度のことで・・・

 告発者が正義です、飲酒後の運転は悪です、でも、なんか嫌な感じです。
   

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2013年08月20日

議員とは 減税日本の不祥事で考える

 愛知県では、政務調査費の不正請求が騒がれています。
 市議会議員と県議会議員、どちらも減税日本。
 減税を謳って公金の不正使用。
 「脱税日本」に看板を変えた方が良いのでは。
 河村たかしの党首としての指導力のなさも目に余るものがあります。
 議員という、肩書きと名誉と権力と地位と金が欲しいだけの素人を集めて、低次元な素人人気だけで当選したような集団。
 中には本当にまじめに取り組んでいる人もいるかもしれないけれど。

 名古屋市議会議員は議員報酬も河村のかけ声で、年収800万円です。
 それでまともな議員活動ができるのでしょうか。
 河村は社会一般人の報酬で当たり前と言います。
 しかし、議員にはそれなりの責任と能力が問われるはずです。
 その職務と地位に相応した報酬があってしかりです。
 市長が一般市民と同じ報酬であるべきなら、民間の大企業の社長だって同じでは。
 社長に特別な職責があってそれに見合う報酬が必要なら、首長にも特別な職責とそれに見合った報酬があって当たり前でしょう。
 市長自ら年収は市民一般の800万円で正しいというのは、市長なんて仕事は一般人と同じレベルの職責しかないと言っているようなもの。
 議員や首長は、それなりの名誉と責任があり激務であるはずでしょう。それなりの報酬も必要でしょう。
 それなりの報酬があってこそ、それなりの責任を自覚し、職務に専念できるはずです。
 政務調査費の不正受給に至った遠因は、名古屋市議の議員報酬が低いからではないかと。
 議員活動には現実として、どうしても金がかかってしまうから、そういうところにもあるのではないでしょうか。
 もちろん不正受給を擁護するつもりは1ミリもありません。
 
 河村たかしは自らの市長給与を800万円にして、議員の家業化はいかんだの、議員はボランティアでやるべきなど、勝手なことを言っています。
 でも、河村たかしは家業の会社経営で、家庭には安定した収入源があるから、そんなことを言えるのでは。
 河村たかしは大金持ちです。本人は形式上会社経営に関わっていませんが、河村家は会社経営で収入を得ています。
 河村たかしは庶民面していますが、決して庶民なんかではありません。

 議員だって副業、別の家業がなければ、議員報酬だけで家計を賄い自分と家族が生活していかなければなりません。
 議員が無報酬のボランティアになったら、きっと大金持ちしか議員にはなれません。
 議員は国民の代表であり重責をになうべきです。それに見合った報酬を得ることは当たり前では。
 そういう部分を河村は壊していると、だから不正行為につながっていくのではないでしょうか。
 だからといって不正行為が許されることではありませんが。 
 今回の政務調査費の不正受給を見て、そんなふうに考えてしまいました。
 
 しかし、やったのが減税日本だけとは。
 議員や公務員の給与にケチをつけるだけで、選挙民の支持が得られるという低レベルな世の中だから、河村たかしのようなの者が人気を得てしまう。
 河村たかしの指導力、統率力に問題があるとしか考えられません。
 減税日本から立候補して議員になったあの、あて逃げポルシェ男の首に綱をつけることもできず、減税から追い出しただけなんて、党首として責任放棄、市長としても責任感ゼロということです。

   

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2013年07月20日

選挙のマイク その3

 選挙カーの上の候補者や党首、応援弁士は、何本ものマイクを束ねてしゃべっているいると書きました。あれはダサイと。
 それが、今日の中日新聞朝刊の記事で、みんなの党、共産党、維新の会の写真が載っています。白いガーゼは変わらないけれど、全員がマイク1本だけです。共産党の志位さんだけは、ガーゼではなくてちゃんと風防付きのマイクです。
 まさか私のこのブログを見て変えたなんて万に一つもありえないけれど、なんででしょうかね。不思議です。何本ものマイクはハッタリにしか見えないから、みっともないないと感じてしまいます。
 ところで、維新の松井幹事長が、どう見てもコック、シェフにしか見えません。  

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2013年07月15日

カタカナ語蔓延

 この前、NHKに対してカタカナ語を乱用するのは公共放送として不適格であるとかなんとかで訴えたとかいうニュースがありました。
 新聞の投書にも、この行動を支持する意見もいくつかありました。私も支持します。
 たしかに、最近はカタカナ語がおおはやりです。
 選挙でも、「アジェンダ」とか紙おむつの商品名みたいな言葉をバカのひとつ覚えに言っている政党は、見ているだけで不快だし、もともと民主党が始めた「マニフェスト?」とかいう言葉も大嫌いだし。単に「公約」と言えないのかいって、ずっと前から思っていました。
 このカタカナ語乱用の病は、行政組織や官僚、民間組織にも蔓延しています。役所に行ってもねカタカナ語のポスターやらなんやらばかりです。
 「ガバナンス」とか「コンプライアンス」とか「セキュリティーポリシー」とか、もうなんでもかんでもカタカナにするんじゃねえ!といつも憤慨しています。
 職場のメールで、件名の頭に「リマインド」とか書いてあるとかなりイラっとします。意味わかんねえよって、そのメールは無視したくなります。
 NHKを訴えた人は、ぜひ、公共機関である行政組織も訴えてほしいものです。日本の役所がカタカナ語ばかり使うなと、意味がわからず国民生活に支障があるとかなんとかで。
 別に、トイレを「便所」と言えとまで言う気はありません。最近のはなんでもかんでもカタカナ語に置き換える風潮は、カタカナ語を使わないと意思表示できなくなっているということで、日本語能力が落ちている証拠だと思います。日本語の語彙不足、総合的な日本語の読解力と表記能力が落ちているのでしょう。
 職場の文章を読んでも、なんじゃこりゃというのが平気でありますよ、度々・・・
 最近はパソコン、スマホ、携帯、電子媒体ばかりで、新聞や本を読んでいる人を電車の中で見ることも激減しました。7人掛けのロングシートに座っている全員が携帯やスマホをいじっている風景は珍しくなくなったけれど、あれはとても不気味です。日本国は滅びゆくのではないかと思ってしまいます。
 逆に、電車の中でまわりに一人も携帯類をいじっている人がいなくて、本や新聞を読んでいる人ばかりに囲まれるような奇跡的な状況に遭うと、感動すら覚えます。
 そういう電子媒体に頼り切っている状況も、日本語力の低下に拍車をかけているのでしょうね。漢字を忘れるだけでなく日本語力自体を低下させているのでしょう。だからカタカナ語が蔓延していくのでしょう。
 日常的に本や新聞などの活字をしっかり読んでいくことが、日本語力を維持することだと思います。
 美しい日本語の読み書きと、正確な発音と抑揚はとても難しいです。NHKのアナウンサーでも変な発音をしているのをよく聞きます。地方の方言は尊重するし絶やしてはいけないけれど、ニュース原稿を変な関西訛りっぽい発音をされるとイヤになります。
 関西訛りとは関係ないけれど、例えば、ニュースなどでよく聞くセリフ、「この事件の背景は・・・」の「背景」、最近よ~く聞くのが「拝啓」と同じイントネーションで話すアナウンサー、絶対おかしいですよ。
 会社の公用語を英語にするなんて言語道断、売国奴と呼ばせてもらいましょう。日本から出ていけ。英語を使いたければ、その前に国語のテストで100点満点を絶対とれるようになってから、英語を使えと言いたいです。ろくに日本語を使えない人間が英語を先に学ぶのは、日本人として本末転倒でしょう。
 ちちなみに、ルー大柴は好きです。ああいうギャグは嫌いではありません。
 それから、パソコンのキータッチミスよる誤字脱字その他おかしな表記等はご容赦ください。  

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2013年07月04日

選挙のマイク 続き

 今日の中日新聞夕刊に、各党党首ら第一声の記事がありました。
 党首の演説写真が載っています。
 唯一、マイク一本を手に持っているのが、共産党の志位さんでした。減税の河村が一番たくさんの本数のマイクを握っています。恥ずかしい奴だな。
 こりゃ、投票先は決まったな?
 私的には、支持政党は自民党なんだけど、ワタミを擁立した自民党には比例は絶対投票しません。
 選挙区は自民は勝つだろうし、選挙区でみんなや維新みたいな胡散臭い連中が当選したら嫌なので、こりゃ、マイクの本数でも支持したい共産党に投票しようかしら。
 ついでに言わせてもらうと、みんなの党や維新の会が原発ゼロ路線を唱えているのは、絶対ウソだ。大衆迎合の選挙対策に決まっている。本音では原発肯定に決まっている。
 その点、現実離れの理想論ばかりの共産党は本音で原発ゼロを訴えていると思う。ちなみに私は、無責任な原発廃止を支持する気はありません。
 でも、今回はマイクがすっきりしている共産党支持かな・・・  

Posted by よっぱらいくま at 20:49Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

2013年07月04日

選挙のマイク

 参院選がスタートしました。
 候補者の第一声をニュースでやっています。
 しかし、毎度毎度、街頭演説で候補者は、何本ものマイクを持ってしゃべらないといけないのだろうか。
 一台の選挙カーに複数のスピーカー、拡声器があるのだろうけれど、一本のマイクを使いミキサーを使って分配しろよと言いたくなります。
 一つの拡声器にひとつずつマイクをつなげているのでしょうか。
 なんか、そういう技術力の無さが、逆にアピールになるのでしょうか。わけわかりません。
 そして、複数のマイクをビニールテープでぐるぐる巻きにしてまとめて、お決まりの白いガーゼか何かで集音部をカバーしている。防風のフードは使わない、なんででしょうかね。
 私的には、そんな姿は恥ずかしくなりますけれど。
 音響のプロは選挙活動には絶対にいません。
 ハンズフリーマイクやピンマイクでしゃべる候補者がいたら、それだけで投票しようかな。
  

Posted by よっぱらいくま at 19:44Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

2013年06月21日

大治町長、歩け

 大治町長が飲酒運転したそうで。
 飲酒後の運転は絶対許せないが、翌朝の運転でのアルコール検知は、私も大酒飲みなので、ちよっと同情する。こればかりはねえ、注意はしていますが。
 であるが、この町長が許せないのは、自宅から350メートルの役場へ車を運転して登庁したって???
 こいつはバカか、と思いました。3500メートルでも35キロでもないんですよ。350メートルなんて普通歩くでしょう。
 東京なんかは、地下鉄の乗り換えだけでも350メートル以上歩くなんて、いくらでもあります。その距離を車に頼るなんて、愚か者以外のなにものでもないでしょう。
 この町長はよっぽどの田舎者なのかバカなのか、自動車以外に移動手段は思い浮かばないのだろう。きっと名古屋へ行くときなんかも100%車で行くのだろう。
 元スポーツ選手が、年取ったとはいえこの距離を車に頼るなんて情けないねえ。
 この人は普段、名鉄や地下鉄はまったく利用しないんだろう。中日ドラゴンズに入団して以来、新幹線以外の電車や路線バスには乗ったことないなんて平気で言うんだろうな。
 こういう輩が町政のトップに立っても、公共交通問題なんて何も関心ないだろうし、何もできるわけないだろう。
 名古屋近郊都市圏は、自動車依存度がとても高いので、町民の大多数もそういうことには関心持たないのだろう。
 現実に、名古屋近郊から名古屋市内へ行くのに、車しか使わないという人はたくさんいるし・・・。田舎じゃ100メートル離れたコンビニに車で行くなんてアホもいますからねえ。  

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2013年05月09日

川口委員長解任

 野党の理屈は、外部のお客さんや関係者から急遽、要請された仕事(外交)よりも、会社内部(国会)の会議があるからそれを最優先しろと言っているようなものだ。
 民間会社の商売でも、役所でも、外部のお客さんの要望を最優先するものではないか。
 お客さんから「話しがあるから来てよ」って言われて、「会社内部の会議があるから行けません。そちらが優先です。」って応える会社、社員のいる会社が、世の中通用しますかね。
 中国についてとやかく言う気はないし決して好きではないけれど、現在の情勢の中では、民間会社に例えれば、大事にしなければならない大口の顧客(交渉相手として決して蔑ろにできない相手)であるはずだ。それを差し置いて、内部(国会)の会議を優先しろと言う野党に日本国を任せることは絶対に無理だと再認識しました。
 今回の顛末の結果は、次の参院選できっと示されると思います。
 みんなも維新も、普段はでかい態度で民間感覚の代表者みたいなことを言っているけれど、完璧に底が見えたなと思います。  

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2013年01月26日

最近の疑問 3点セット

第一 自動車減税
前回にも書いたけれど、総合的な交通政策にはまったく触れずに、ただ経済対策だけを理由に自動車だけを優遇する自動車減税を決定する日本の政治。
政治家はとことん低脳で、大衆迎合の選挙に勝つことだけしか考えていないことが証明された。
マスコミも財源と景気対策にしか関心を持たない。やっぱりマスコミも、視聴者、購読者に受けることしか言わない、ただの客商売。お客様に売れない情報は流さないということ。社説とかで偉そうなことを書いてあるのを見ても、価値はない。

第二 地方公務員の駆け込み退職金減額
長いこと職務を遂行してきたまじめな職員に対して、最後の最後に急に退職金を減額するなど、長いこと報いてきて職員を愚弄し、唾を吐くような行為だ。
第三者やマスコミは、公僕として最後まで職務を全うすることが必要だ、などと他人事の発言ばかりだ。
民間企業で年収1千万、2千万稼いでいたり、有識者と称してたくさんの収入を得ている大金持ちにとっては、150万円程度の金は「はした金」なんだろうが、ただのサラリーマンでしかない地方公務員にとっては大金だ。その大金をたった1、2ヶ月の違いでドブに捨てろなどと、よくも無責任なことを言えるものだ。
民間会社だって、長いこと会社のために報いてきた従業員に対して、退職直前に、退職金減額しますなんてしたら、倒産寸前でもない限り、血も涙もない社長だと言われるだろう。
県知事どもは、最後まで職務を全うするべきだと好き勝手を言っているが、組織の長として、長いこと勤めてきた退職する職員に対する敬意はないのだろうか。人間としての見識を疑う。所詮、選挙のことしか考えていない、くだらない人種なんだろう。
そういった大金持ちには、150万円という大金の価値は理解できないのだろう。
日々、少しでも家計の支出を少なくしようとしている主婦にとっても、いくらスーパーなどで閉店前の半額商品を買ったりして努力していたとして、150万円を捨てろと言われたらどう思いますか。

第三 アルジェリアのテロ事件対応
何も罪のない人達を虐殺したテロ行為は断固許せない。
犠牲者は本当に気の毒と思う。
しかし、日本国あげての今回の対応は、少し疑問だ。
日揮の人達は、遠い政情不安な国でがんばっていたのだろうが、それは民間の商業活動だ。利益を得るための会社としての行動である。
旅行や、企業活動などのために外国に行き、不幸にも犯罪行為に巻き込まれて命を落とした人も数多いはずだ。今回は大規模なテロ行為に巻き込まれたことによる、大騒ぎの特別扱いなことが疑問だ。
これが国策、国の発注事業で民間人が外国で犠牲になったのなら、国をあげてのバックアップは必要だろうが、一民間活動の中でおきた出来事なのだ。
アルジェリアの経済発展のために尽力したとか、犠牲者は英雄扱い。
それなら、そこらへんの道路工事をしている土方のおっちゃんだって、地域のために立派な仕事をしていることに変わりはない。その人が事故で死んだらどういう扱いとなりますか。何も大騒ぎしませんよね、マスコミは。
人の命の重さは、テロの犠牲者だろうと、毎日平均すれば10人以上、テロの犠牲者以上の日本国内で交通事故で死んでいる人も同じはず。その人達の命が消えても、新聞の片隅のベタ記事にもならないのが現実。なんか納得いかない。
テロが発生してから今日まで、すでに日本国内の交通事故で、テロ犠牲者の何倍の数の人命がを失われているのだろうか。
政府専用機まで出して、政府要人から行政にかかわるたくさんの人が関わって、どれだけ国費が投入されたのか。
総理大臣から閣僚から、それらの人が関わった時間はどれほどだったのか。
そして、日本として解決方法に抗議しているが、それじゃ日本は何か解決に対して協力できたのですか。自衛隊が特殊部隊を投入して外国でテロリストと戦うなんて、絶対できないのに、文句だけ言うのは、極めて無責任だと思うけれど。それともテロリストに金を払って解決させるつりだったのですか。
アメリカやイギリスは特殊部隊を送り込むという具体的協力を提案していたのだから、今回の結果に文句を言う資格があると思う。
事件と事故の犠牲者は意味が違うという考えもあるだろうが、今回の扱いは疑問である。人の命の重さはすべて同じはずだ。事故だって、航空事故や鉄道事故の犠牲者と、日々の交通事故の犠牲者との取り扱いだって、不平等ではないですかね。
御巣鷹山や福知山線で犠牲になった人たちは毎年マスコミで取り上げられるけれど、毎年4000人前後が犠牲者となっている交通事故死者は、なんにも注目されませんよね。
残された家族の悲しみは、何も変わらないはずなのに・・・  

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2013年01月23日

愚策 自動車減税

自動車取得税、重量税の廃止が国レベルで動き出した。
前にも書いたが、愛知県の大村のバカが自動車諸税の廃止を訴えていた。
自動車産業しかとりえのない愛知県の知事として、自動車産業のいっそうの発展のために前から声高に叫んでいた。
いよいよ国レベルでも愚策が現実味を帯びてきた。
かたや、反対の声もある。
しかし、その反対の声は、代替財源はどうするのか、という議論しか聞こえてこない。
自動車があふれる日本、そして、公共交通、地方のバスなどか加速度的に衰退している現状。
そういう、交通経済的な議論がまったくない。
議員からも行政からも、そういう視点の声はまったく聞かない。まったく情けないし、政治もマスコミもなんてレベルが低すぎるとため息しか出ない。
交通政策的にも自動車減税は問題があるという、そういう声が仮にあったとしても、マスコミは相手にしない。とりあげない。
中部地方の大マスコミ新聞も、トヨタ様のご機嫌を損ねることはできないので、自動車経済には疑問ははさまない。
私的交通である自動車をどこまで優遇するつもりなのか。
公共交通と自動車交通のバランスこそ、政治的レベルで調整していかなければならないのに、政治家もマスコミもまったく無頓着だ。

経済発展のために、更なる自動車産業の発展のために減税するという発想。
自動車減税しても、クルマを持っていない人には、まったく何も恩恵はありませんよ。
消費税増税の負担増の見返りに自動車減税なんて、まったく不公平著しいだけだ。
消費税増税の見返りなら、食品、生活必需品を非課税にするべきだし、手っ取り早い。


かたや、原発に対しては、経済よりも人の命が大事と、脱原発が声高に叫ばれている。
原発反対を唱えている人たちは、毎年4000人前後の日本人をこの世から抹殺している自動車交通には何も疑問の声は上げない。
所詮、自分に不利益になること、自動車というあまりにも便利なものを手放す気は毛頭ない。電気の発電には代替手段もある。大企業である電力会社がやっていること、文句だけ言っていれば良い、きわめて無責任なことだ。
しかし、私的に直接自分に不利益になることには、目をつぶる。

先日、中日新聞の投書欄に、自動車減税に疑問を寄せた投書があった。いまでも自動車があふれているのに、さらに減税で優遇するのには疑問だという趣旨だった。

マスコミは、読者の意見として責任逃れするのではなく、しっかり議論して欲しいと思う。

交通事故死者数日本一の座を決して譲らない愛知県、殺人道具の生産と発展のためにとことん味方になるのは自明の理なのか。

私が言いたいことは、自動車には、その社会的費用の応分の負担は絶対に必要だということだ。
そして、公共交通とのバランスを考えた政策が必要ということだ。経済発展のために自動車だけを優遇することは許せないのだ。  

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2012年07月10日

足の引っぱりあい

生活保護費よりも最低賃金の方が低いとニュースでやっています。
公共機関の職員の給料が高すぎると、大阪市交通局のバス事業がやり玉に。

公務員の給料が高すぎると、マスコミは叫びます。
民間は厳しいと、大阪の某氏は叫びます。


そうやって、なんでもかんでも、足のひっぱりあいをしていたら、結局は、民間のもうけが減っていくんですよ。

公務員の給与が高いと文句を言っていると、結局は民間の儲けも減っていくことに気づくべきではないですか。

コスト削減、効率化、無駄撲滅、給与削減、こんなことばかりやっているから、景気が、日本経済のパイがますます縮小していくから、景気は一向に良くならないんじゃないですかね。

バス事業で言えば、赤字に文句言う人は、公共交通政策の「いろは」もわかっていない、理解していないど素人の意見ですね。

生活保護費の予算が、単年度で3兆円。
かたや、整備新幹線の、この7月で認可された着工。北海道、北陸、長崎ルートの全予算が、完成まで全部で3兆円。

新幹線に投資したほうが、日本国のためになりませんかね。  

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2012年06月28日

原発と交通事故

ニュースを観ていると、原発のことがやたら報道されています。

福島の大事故、たくさんの人が、強制避難させられて、日常の生活が奪われました。
東電に全責任を負わせる世論には、疑問を感じます。所詮、国策でしょうと。

今回の福島の原発事故で、直接の死者は出ていません。
かたや、原発が稼動し始めた過去40年で、交通事故で死んだ人は、いったい何人いることでしょう。

何十万、100万人規模ではないですか。

原発反対のデモ行進に参加している人達、たぶん車で地方からやってきている人も大勢いるのでは。
こういう人達が、交通事故で死んでいたら、なんか笑ってしまいたくなります。

今の世論、原発は悪、という決め付け、なんか違和感を感じます。
致死率で言えば、日常利用している車の方が、はるかに高いですよ。

でも、車を減らせ、車は悪だ、そういう議論には絶対にならない世の中。

原発だけを悪者にする世論と、そういうことを声だかに叫ぶ、どこかの首長、なんかちがうのではないですか。  

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2012年06月16日

週刊誌

私は毎週、週刊誌をいろいろ読んでいます。
各誌の思想はさまざまですが、今週の週刊新潮のある記事には読んで、ひさしぶりにすっきりしました。
私が日頃考えていることが、100%書かれていました。
この場で、内容は書きません。
週刊新潮、6月21日号の60ページから63ページにある記事です。
人それぞれ、考えはいろいろでしょうね。  

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2012年06月07日

津波と貨物とスカイマーク

 埼玉県立浦和高校の臨海学校?の行事で、毎年行っていた伊豆の海岸へ行くことが、津波の想定高が上がったことで中止になったとか、NHKのニュースでやってました。
 そんなに過剰反応する必要があるんですかね。
 1000年に一度の確率の未曾有の大災害だった震災と津波。
 それが度々あるとは思えません。自然現象だから、1000年に一度でもまた、明日起こる可能性だって否定はできません。
 しかし、それを心配して行動を制限していたら、何もできなくなりませんか。
 たまたま臨海学校で海辺にいて、そこに大地震がきて、さらに大津波が来て、死んでしまう確率がどれほどでしょうかね。
 宝くじに3億円当たる確率よりもはるかに低いでしょう。
 そもそも、そういった団体行動や修学旅行など、今日日はバスや飛行機で移動しませんか。バスが事故にあったり、飛行機が落ちて全員が死ぬ確率の方が、大震災にあって津波で死ぬ確率よりも、はるかに高いのではないですか。日常の通学で道路を歩いていたり、電車やバスに乗って、親の運転する車に乗って、事故に巻き込まれて死ぬ確率の方がはるかに高いと思いますよ。
 津波を想定して危険だから臨海学校をやめるなんて言っていたら、他の要因を考えたら、家から一歩も外に出られなくなるんじゃないんですかね。
 埼玉県の県立高校で偏差値トップの高校がこのようなおバカなことをやるなんて信じられません。埼玉で高校を出た私として恥ずかしいです。私の出身校の偏差値は、浦和高校の半分でしょう、きっと。
 と、飛行機に関連して、スカイマークがえらい物議を醸し出していますね。スカイマークは、社名を「スカイマークカーゴ」にしたら、それで一発で解決すると思います。・・・以上。
 と、また、貨物に関連して、鉄道でも、旅客と貨物があるけれど、どっちが手間がかかるとおもいますか。それは貨物なんです。というか、貨物だったんです。今はコンテナの拠点間輸送がほぼ100%なんでちょっと事情はちがいますが、昔は貨物列車がたくさん走っていました。貨物がなぜ手間がかかるか、それは一言で言って「貨物は勝手に自分で列車から乗り降りしてくれないから」に尽きます。
 人間なら、文句は言うし、暑い寒い、混んでるの座れないの、なんやかんや文句はいうけれど、最終的には自分で乗り降りしてくれるから、貨物の手間に比べてたら、鉄道事業者側としてははるかに楽だということです。
 スカイマークにとっては、勝手に乗り降りしてくれて、文句も言わせない貨物といっしょの扱いとすると宣言するなんて、交通事業者としては、なんて理想形を追求したことでしょう(皮肉ですよ)。それなら安くできるわ、納得です。  

Posted by よっぱらいくま at 22:38Comments(1)TrackBack(0)政治・社会

2012年03月14日

津波報道

今日の夕方、地震があったようで、NHKは緊迫感満点に津波の警戒をニュースで報道しています。
10センチだとか微弱だとかの津波で大騒ぎしています。

あの東北大震災のときも、同じ調子で、10メートル、20メートルの津波が襲っているにもかかわらず、同じ調子でした。

本当に緊急事態なのか、たいしたことないのか、判断してもらいたいものです。

10メートルの津波も、10センチの津波でも同じ調子で、高台に避難してくださいって言っていたら、狼少年になってしまいますよ。

東北大震災のときは、私は速報を見て、名古屋でも揺れる地震の強さに驚き、震源地を見て、これはただごとではない、大変な津波が来るぞと、予想しました。それは予想以上でした。こういうときこそ、緊迫感を出して報道する必要があると思います。

でも、今日みたいな地震にいちいち過剰に反応していたら、本当に避難しなければならないときにも、同じ調子で報道したら、だれも避難しなくなるぞと危惧します。

あいかわらず、NHKは10センチ、微弱な津波を新たに観測したと大騒ぎです。やめた方がいいと思いますよ、こういう報道姿勢は。

おい、さらに、津波注意報が解除されたと速報をテロップで流した日テレ、中京テレビ、「しばらくは潮位変動があるので、海水浴、釣りをする方はご注意ください」だと!!
この時期、この時間に、東北、北海道地方で、海水浴をしているバカがいるのか!!って突っ込みました。
放送局って、常識がないんですかね。情けないです。  

Posted by よっぱらいくま at 19:29Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

2012年03月06日

芥川賞 田中さん

最初に会見を見たときは、なんて横柄で何様かと思いました。
でも冷静に考えたら、文学の才能を持って開花してそれで、権威ある賞をとることができたすばらしい人だと思うようになりました。

その態度を不愉快に思う人はは、そういうことができない、言い換えればそういう能力のない人の、嫉妬、僻み、妬みでしかないと思います。

私も、組織に属する、しがないサラリーマンです。上に対して生意気な態度、自分の意見を遠慮なく言えば、間違いなく負けます。

田中さんのように生きる能力はありません。田中さんがうらやましいです。しかし、自分は今の生き方しかできないし、それでだいたい満足しています。

人の生き方、考え方は千差万別だと思います。だけど、組織に属すれば、田中さんのように尖がった生き方はできません、許されません。

震災後の日本は、みんな「右向け右」みたいな雰囲気だと、以前に書きました。「絆」とか美辞麗句だらけで、「怪しいお米セシウムさん」は非国民扱いでした。

私は、みんなが「右向け右」みたいな風潮は嫌いです。いろいろな考え、表現があってよいと思います。
「怪しい~」だって、私はブラックジョークの範疇程度だと思っています。

田中さんは一人だけで評価を得て、賞賛されました。

私は、いわゆるベンチャー企業の創業者の自慢話みたいな、一日3時間の睡眠で働きづめで今の地位を得たとか、そして得た会社で富を得て、従業員をこき使って企業経営をしているような会社経営者は嫌いです。
そういう会社は、社内の公用語を英語にするとか、そんなことばかりで大嫌いです。他人の迷惑です。
その点、田中さんのような人は、誰にも迷惑をかけません。本人の能力だけで、世に認められて生きていけます。何を言っても。

最近、組織に属していて、自我を殺して賢く生きることが得なのか、自分の主張を通すことは損なのか、いろいろ思うことが多いです。  

Posted by よっぱらいくま at 20:49Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

2012年02月15日

新幹線 止めたの?

今日のニュースで、撮り鉄が新幹線の脇でフェンスから身を乗り出して撮影しているところを発見したJR東海職員が、新幹線を止めて警察に通報したとかと、報道されています。

どんな状況だったのでしょうか。
フェンスから身を乗り出して線路敷き内に上半身があったのか。
でも、どんなにフェンスから身を乗り出しても、体が新幹線に当たるには、どう考えても物理的に無理でしょう。
その人の上半身が5メートルくらいあれば別ですが。

それはともかく、なぜ発見した職員は「危ないからやめて」と注意しなかったのだろうか。注意しても従わないから、新幹線を止めて警察に通報したのか。そのあたりの背景が、まったく報道されていない。お騒がせな「撮り鉄」を悪者にするために意図的に、このような大騒ぎに仕立てたのではないかと、勘ぐりたくなります。

その場で注意して、従っていれば、こんな大事にはならないでしょう。
見つけたから危険と判断して新幹線を止めて、警察に通報するなんて、順番が違うんじゃないかと思います。新幹線を止める前にその男を注意するのが常識なんじゃないですか。

最近は、撮り鉄が迷惑をかけて列車の運行を妨害しているなんていう、鉄道写真を撮る者を悪者にする風潮がある気がします。もちろん列車の運行に支障を与えるような撮り方は論外です。最近のマニアは、ルールというか鉄道マニアとしての誇りと決まりを知らない世代になっているのでしょうか。

否、私は違うと思います。若い世代が悪いのではなく、この業界(鉄道マニア、写真マニアのことですよ)の新参者がルールを知らないのではないかと思います。定年退職後に金にものを言わせて高級機と赤いラインが入った白いレンズをいきなり手にしたようなにわか写真マニアが、写真撮影のルールも知らずに傍若無人な行動をしている風景は、鉄道写真の現場以外でもよく見かけるような気がします。

私らみたいに何十年も鉄道写真を撮り続けた者にとっては、マニア間の厳格なルールがありました。他の写真を撮る人に迷惑をかけない、もちろん列車の運転士に不安を与えるようなポジションにつかないなど、当たり前のことでした。だから、他人に迷惑となるところでカメラを構えようものなら、他から罵声を浴びたりもしたものです。

私も最近は撮影はご無沙汰なんですが、昔は線路際に立ってよく撮影しました。それでも問題を起こしたり鉄道職員に怒られたなんてことは皆無ですよ。私のルールは線路際に立つ際は、必ず架線柱の脇に立って、それも架線柱の外側に立つ、それが最低限のルールです。これなら線路際の柱の外側ということで、運転士から見ても安全をアピールできるかなと考えました。でも、最近はこれでもだめかな。

最近のぎくしゃくした社会風潮は、大目に見てくれるということもなくなっていると思います。
昔はこの写真のように、ホームから線路に降りて撮影するなんてことも職員は大目にみていましたよ。




この上の写真は昭和54年の名古屋駅です。停車しているさくら号の機関車を撮るために、ホームから線路に降りても、何も言われませんでした。






これは私もホームから降りて撮った、さくら号牽引のEF65の1000番台の正面です。
今はなき松坂屋も背景にあります。セントラルタワーなんてない時代です。

今なら、こんなことしたら、警察呼ばれて新聞沙汰になるだろうと、皮肉りたくなるような時代でした。
JRの立場で考えれば、今の時代は何かあったら管理責任を問われる、マスコミに叩かれる、そういう時代だから、今日のような対応になるのかなとも思います。

もっと社会が、余裕と寛容を持つ世の中になってほしいものです。  

Posted by よっぱらいくま at 18:55Comments(1)TrackBack(0)政治・社会

2012年02月13日

お騒がせ者

中日新聞夕刊の読者の声のコーナーにこんなのが載ってました。

積雪時に名鉄の線路のポイントの雪を溶かすカンテラの火を見て火災だと勘違いして、110番通報するわ、あの火はなんだと疑問だとか。

こんなことを新聞に投書されたれり、110番通報されては、名鉄もヤレヤレというところで、勘弁してくれってところが本音でしょう。
バカ正直に「ご理解ください・・・」と名鉄のコメントも載ってます。名鉄もこんないちゃもんをつけられては気の毒です。

こんなことも知らないんですかね、33歳のいい年をした大人が。
これも現代病ですかね。なんにでもいちゃもんをつけるみたいな。
昭和の時代ならありえないと思います。誰でも常識として知っていたでしょう。
それとも投書の主はちょっと頭が足りない人なのかなとも想像してしまいます。
こんな非常識なお騒がせ者の話を載せる中日新聞も、・・・です。まさか新聞記者も最近はそういうことを知らないのかな。

雪国なら電気融雪器を備えたポイントが当たり前だけど、首都圏やめったに雪が積もらない地域では、雪が積もるとカンテラの火で線路のポイントを暖めている風景は、ニュースなんかでもよく放送されてもいるんですが・・・。知らないのかな~、最近は。  

Posted by よっぱらいくま at 19:34Comments(0)TrackBack(0)政治・社会