2013年07月15日

カタカナ語蔓延

 この前、NHKに対してカタカナ語を乱用するのは公共放送として不適格であるとかなんとかで訴えたとかいうニュースがありました。
 新聞の投書にも、この行動を支持する意見もいくつかありました。私も支持します。
 たしかに、最近はカタカナ語がおおはやりです。
 選挙でも、「アジェンダ」とか紙おむつの商品名みたいな言葉をバカのひとつ覚えに言っている政党は、見ているだけで不快だし、もともと民主党が始めた「マニフェスト?」とかいう言葉も大嫌いだし。単に「公約」と言えないのかいって、ずっと前から思っていました。
 このカタカナ語乱用の病は、行政組織や官僚、民間組織にも蔓延しています。役所に行ってもねカタカナ語のポスターやらなんやらばかりです。
 「ガバナンス」とか「コンプライアンス」とか「セキュリティーポリシー」とか、もうなんでもかんでもカタカナにするんじゃねえ!といつも憤慨しています。
 職場のメールで、件名の頭に「リマインド」とか書いてあるとかなりイラっとします。意味わかんねえよって、そのメールは無視したくなります。
 NHKを訴えた人は、ぜひ、公共機関である行政組織も訴えてほしいものです。日本の役所がカタカナ語ばかり使うなと、意味がわからず国民生活に支障があるとかなんとかで。
 別に、トイレを「便所」と言えとまで言う気はありません。最近のはなんでもかんでもカタカナ語に置き換える風潮は、カタカナ語を使わないと意思表示できなくなっているということで、日本語能力が落ちている証拠だと思います。日本語の語彙不足、総合的な日本語の読解力と表記能力が落ちているのでしょう。
 職場の文章を読んでも、なんじゃこりゃというのが平気でありますよ、度々・・・
 最近はパソコン、スマホ、携帯、電子媒体ばかりで、新聞や本を読んでいる人を電車の中で見ることも激減しました。7人掛けのロングシートに座っている全員が携帯やスマホをいじっている風景は珍しくなくなったけれど、あれはとても不気味です。日本国は滅びゆくのではないかと思ってしまいます。
 逆に、電車の中でまわりに一人も携帯類をいじっている人がいなくて、本や新聞を読んでいる人ばかりに囲まれるような奇跡的な状況に遭うと、感動すら覚えます。
 そういう電子媒体に頼り切っている状況も、日本語力の低下に拍車をかけているのでしょうね。漢字を忘れるだけでなく日本語力自体を低下させているのでしょう。だからカタカナ語が蔓延していくのでしょう。
 日常的に本や新聞などの活字をしっかり読んでいくことが、日本語力を維持することだと思います。
 美しい日本語の読み書きと、正確な発音と抑揚はとても難しいです。NHKのアナウンサーでも変な発音をしているのをよく聞きます。地方の方言は尊重するし絶やしてはいけないけれど、ニュース原稿を変な関西訛りっぽい発音をされるとイヤになります。
 関西訛りとは関係ないけれど、例えば、ニュースなどでよく聞くセリフ、「この事件の背景は・・・」の「背景」、最近よ~く聞くのが「拝啓」と同じイントネーションで話すアナウンサー、絶対おかしいですよ。
 会社の公用語を英語にするなんて言語道断、売国奴と呼ばせてもらいましょう。日本から出ていけ。英語を使いたければ、その前に国語のテストで100点満点を絶対とれるようになってから、英語を使えと言いたいです。ろくに日本語を使えない人間が英語を先に学ぶのは、日本人として本末転倒でしょう。
 ちちなみに、ルー大柴は好きです。ああいうギャグは嫌いではありません。
 それから、パソコンのキータッチミスよる誤字脱字その他おかしな表記等はご容赦ください。


Posted by よっぱらいくま at 09:17│Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

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