2016年02月10日

ドイツの鉄道事故と信楽高原鉄道事故とNHKの報道 

NHKのニュースウォッチ9を観ている。

ドイツの鉄道事故、単線区間での正面衝突事故。
ニュースを聞いていて、人為的ミスが原因のような報道内容。

聞いていて、なんとなく信楽高原鉄道の正面衝突事故みたいだなあと、思っていたら、日本でも信楽高原鉄道事故があったと紹介。
そうだねえ~とうなずいていたら、
キャスターの河野賢治が、信楽の事故を、「赤信号を無視して事故が、云々・・・」と語り始めた。

思わず私はテレビに向かって怒鳴った。
あの事故は、信号無視などでは決してない。
途中の小野谷信号所の信号は、JRから乗り入れた信楽行きのキハ58側は青の現示だったのだ。
かたや、信楽駅側のSKR信楽駅では度重なる信号不具合のため、貴生川行きの列車をSKR側が無理矢理青現示にして発車させたのだ。
その理由は、小野谷信号所で必ず交換する予定だから、信楽側から列車を出しても良いという判断。
しかし、小野谷信号所の信楽行きキハ58編成のJR列車側の信号現示は青。運転士は信号に従って、たとえ平常ダイヤならこの信号所で交換することはわかっていても、当然、列車を発車させる。

JR側には方向優先テコの操作で優先的に小野谷信号所を進行できる操作ができた。
SKR側は、そんなシステムがあることは知らなかった。

どちらにしても、運転士の過失、赤信号無視など、なかったのだ。
SKR信楽駅の職員側の過失なのだ。
それをNHKの河野は、どこで何を知っているのか、何も知らないくせに、信号無視があったなどと軽々しいことを言ってのけた。ばかだ。

前にも書いたが、鉄道の青信号は「進め」なのだ。道路交通の「進んでも良い」とはまったく違う意味なのだ。
NHKさんよ、赤信号無視などと、鉄道運転士を侮辱するような、無知な発言をしないで欲しい。

そして、もっとも大事な事故の根本の理由は、信楽高原鉄道という三セク鉄道に分離することなく、JRが一体経営していたら、国鉄が分割民営などせず、国鉄草津線と国鉄信楽線として一体で営業していたら、あの事故は起こらなかった可能性が高かったということを、反省する必要があるはずだが、誰もそこには触れないし、誰も語らない。  

Posted by よっぱらいくま at 21:40Comments(0)TrackBack(0)事故・災害

2016年02月01日

心が痛む 廃棄食品

食べられる食品を大手メーカーは賞味期限が近いからと、包装を破ってゴミにしていく。

廃棄食品の横流し事件。
不正行為を許すつもりはない。
しかし、食べられる食品を、不正横流し食品でも、それは食べられるものだったのだ。

生き物の命を奪って、私たちの口に入り、人間は生きていける。
その奪った命たちが、異物混入のごくごく小さい可能性や、正常な商品でも賞味期限か近いからと、無慈悲に捨てられていく。

食の安全、大事である。
でも、今の流通体制、食品の流通ルールが100パーセント正しいのだろうか。
コンビニやスーパーにあふれる食品。今の流通制度で、商業ベースで、廃棄食品が発生することは避けられない。

牛、豚、鶏、その命を奪い、きれいな姿になって、トレーに入って売られている食べ物。
期限切れ、異物混入の可能性、そして、命を粗末に扱う罪深さ。

横流しさせないためにと、大企業の正しい処理方法としてテレビで放送していた、食べられる食肉の封を破りゴミにしていく姿。

こんな現代社会は、必ず将来、罰が当たるのではないか。



ちなみに私の賞味期限への考え方。
密封されたハムやベーコン類、冷凍でなく冷蔵状態でも、賞味期限が1年くらい過ぎていても平気で食べる。
生卵、賞味期限切れ1ヶ月くらいまでは、生で食べる。
インスタントラーメン類、賞味期限切れ2年くらいは許容範囲。たしかに風味は落ちているが、腐ってはいないので食べます。
スーパーで消費期限間近で半額となった生肉類、冷凍して半年1年後でも平気で食べている。たしかに不味くはなっています。でも決して腐敗はしていない。だから食べても腹も壊さない。

牛乳、消費期限切れ1週間くらいは大丈夫。

生魚、さしみ類、これは消費期限守ります。

缶詰、レトルト食品、賞味期限なんて必要なの???の世界。
でも5年くらい期限切れた缶詰は金属臭がして、捨てました。


  

Posted by よっぱらいくま at 20:22Comments(0)TrackBack(0)政治・社会