2013年08月20日

議員とは 減税日本の不祥事で考える

 愛知県では、政務調査費の不正請求が騒がれています。
 市議会議員と県議会議員、どちらも減税日本。
 減税を謳って公金の不正使用。
 「脱税日本」に看板を変えた方が良いのでは。
 河村たかしの党首としての指導力のなさも目に余るものがあります。
 議員という、肩書きと名誉と権力と地位と金が欲しいだけの素人を集めて、低次元な素人人気だけで当選したような集団。
 中には本当にまじめに取り組んでいる人もいるかもしれないけれど。

 名古屋市議会議員は議員報酬も河村のかけ声で、年収800万円です。
 それでまともな議員活動ができるのでしょうか。
 河村は社会一般人の報酬で当たり前と言います。
 しかし、議員にはそれなりの責任と能力が問われるはずです。
 その職務と地位に相応した報酬があってしかりです。
 市長が一般市民と同じ報酬であるべきなら、民間の大企業の社長だって同じでは。
 社長に特別な職責があってそれに見合う報酬が必要なら、首長にも特別な職責とそれに見合った報酬があって当たり前でしょう。
 市長自ら年収は市民一般の800万円で正しいというのは、市長なんて仕事は一般人と同じレベルの職責しかないと言っているようなもの。
 議員や首長は、それなりの名誉と責任があり激務であるはずでしょう。それなりの報酬も必要でしょう。
 それなりの報酬があってこそ、それなりの責任を自覚し、職務に専念できるはずです。
 政務調査費の不正受給に至った遠因は、名古屋市議の議員報酬が低いからではないかと。
 議員活動には現実として、どうしても金がかかってしまうから、そういうところにもあるのではないでしょうか。
 もちろん不正受給を擁護するつもりは1ミリもありません。
 
 河村たかしは自らの市長給与を800万円にして、議員の家業化はいかんだの、議員はボランティアでやるべきなど、勝手なことを言っています。
 でも、河村たかしは家業の会社経営で、家庭には安定した収入源があるから、そんなことを言えるのでは。
 河村たかしは大金持ちです。本人は形式上会社経営に関わっていませんが、河村家は会社経営で収入を得ています。
 河村たかしは庶民面していますが、決して庶民なんかではありません。

 議員だって副業、別の家業がなければ、議員報酬だけで家計を賄い自分と家族が生活していかなければなりません。
 議員が無報酬のボランティアになったら、きっと大金持ちしか議員にはなれません。
 議員は国民の代表であり重責をになうべきです。それに見合った報酬を得ることは当たり前では。
 そういう部分を河村は壊していると、だから不正行為につながっていくのではないでしょうか。
 だからといって不正行為が許されることではありませんが。 
 今回の政務調査費の不正受給を見て、そんなふうに考えてしまいました。
 
 しかし、やったのが減税日本だけとは。
 議員や公務員の給与にケチをつけるだけで、選挙民の支持が得られるという低レベルな世の中だから、河村たかしのようなの者が人気を得てしまう。
 河村たかしの指導力、統率力に問題があるとしか考えられません。
 減税日本から立候補して議員になったあの、あて逃げポルシェ男の首に綱をつけることもできず、減税から追い出しただけなんて、党首として責任放棄、市長としても責任感ゼロということです。

 


Posted by よっぱらいくま at 21:38│Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

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