2024年11月10日

青春18きっぷ騒動

青春18きっぷの制度が、この冬発売分から大変更されると大騒ぎです。

発売当初は「青春18のびのびきっぷ」
鉄道マニアしかほとんど使っていなかった印象です。

それから「青春18きっぷ」として1日分5枚綴りで長年継続、その後、金券ショップでのばら売り防止のために、1枚に集約されて売られてきました。
複数人同時使用でも、一人で連続でも1日ずつ分けての使用も可という形でしたが、今回から1枚にされて5日間用、または3日間用として連続での使用と限定されました。当然、複数人の同時使用もできません。
JR側からは自動改札機の使用ができるようにしたとのこと。
たしかに、18シーズンは1ヶ所しかない有人改札が18きっぷ利用者で渋滞することもあり、私も苦々しく思っていました。
だったら、昔のように自動改札に対応させて5枚ワンセットにして売れば済む話しじゃねえかと思うけれど、JRは金券ショップでのばら売りはさせないことを最優先したのでしょうね。
JR西では最近、回数券も発売やめたし、その流れでしょう。金券ショップは大打撃というか商売にならんでしょうと思うけれど。
関西にいたときは、回数券ばら売りは重宝しました。

とにかくJRになって、全国共通の企画きっぷはことごとく廃止されてきたし。周遊券しかり、フルムーンきっぷしかり。
分割民営のときの約束事は、ことごとく破り続けています、この国は。

まあ、18きっぷの役割も終わりつつあるとは、私も感じています。
若い世代に鉄道に馴染んでもらい、将来の利用促進につなげたいとの目的も、ローカル線の廃線は続くし、整備新幹線のせいで幹線もことごとく三セク化で分断されていて使えなくなってきています。

それに18シーズンには、米原-姫路の新快速区間など18きっぷ利用の高齢者ばかり目立つ感じです。
金持っている高齢者は、鉄道好きならともかく移動手段としてが目的なら新幹線に乗らんかいと思っていました。

1982年の春から始まった青春18きっぷ、もう終わりにしても、私は良いと思います。
発売当初から利用していた私としては、名残惜しいけれども。

ネットニュースによると、JR職員からも利用者のマナー違反や利用規則の無理解もあって不評のようだし。


初めて発売されたときの「青春18のびのびきっぷ」


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