2013年08月11日
列車名考
盆休みになって帰省の新幹線も混雑しています。
いまさら言うのもなんだろうけれど、新幹線の列車名、愛称を聞いていると、やっぱり違和感があります。
東海道本線の名門、九州行寝台特急「はやぶさ」の名が、いつのまにか東北、青森行の東北新幹線に取られてしまいました。別に差別する気はないけれど、昔の国鉄時代から東海道本線の特急は超一流というイメージで、北へ向かう列車には地味というか暗いというか華がないというか二流というか、そんなイメージでした。今や日本日本中どこへ行っても区別がないけれど、昔の東北はなんか貧しいというイメージでした。
「はやぶさ」は東京発の九州行寝台特急として、「さくら」、「富士」、「あさかぜ」などと並ぶ、名門の列車名です。
そんな昔のイメージがあるから、「はやぶさ」が東北新幹線というのは私的には納得いきません。現在の「はやぶさ」はグランクラスを備えた最速のもっとも華やかな新幹線車両かもしれませんが。でも、私ならそういう東北一華がある列車ならば、やっぱり「はつかり」、「みちのく」が一番似合うと思うのだけど。
ジャイアンツの永久欠番の3番みたいな扱いで、永らく使用されなかった超名門列車名の「つばめ」も、鹿児島本線の特急で復活しちゃって、それからなんとなくローカルな九州新幹線に引き継がれました。しかも、新八代ー鹿児島中央間という中途半端な部分開業で。これもなんだかな~という感じです。「つばめ」は 「のぞみ」の上を行く列車名だと思うのだけど。
そういえば「ひかり」も元は東北のローカル急行の列車名でした。
同じく九州新幹線博多ー鹿児島全通を機にできた、「みずほ」、「さくら」も、この列車名が復活したのはうれしかったけれど、なんで最速が「みずほ」で、「さくら」が2番目なのって、これも疑問です。
天下の東海道本線で長らく「1列車」、誉れ高い列車番号1を冠していた「さくら」号が、同じく東海道本線の九州ブルトレではあったけれど、なんとなく地味なイメージであった「みずほ」の下なんて、これは違うぞと声をあげたくなります。「さくら」は何度か映画の舞台にもなったし、人気もあって、指定券も「みずほ」よりも「さくら」がより早く売り切れていました。
昔、今のテレ朝、NETで放送していた「みどりの窓口」でも、「さくら」は真っ先に売り切れていました、私が小学生の頃は。
「みどりの窓口」という番組、たぶん関東地方限定番組だったのだろうけれど、私が中学生の頃までは放送していたと思います。内容は東京、新宿、上野発着の特急列車の指定券の発売状況を案内していた、極めて地味な番組でしたが、私は大好きでした。まだ指定券が1週間前発売開始の時代で、この番組を見ながらはるか遠い九州や東北へ向かう特急列車に乗ることを夢みていた頃でした。BGMに流れていたアール・クルーの「瞳のマジック」もこの番組で知って、とても好きな曲となりました。
そして、この番組でも、東京駅発九州方面の寝台特急がトップで放送されて、「さくら」がまさにナンバーワンでした。
「はやぶさ」が東北へ左遷され、「みずほ」が出世して「さくら」が抜かれてしまった現在の列車名、過去の栄光を覚えている人も減っていくのでしょうか。
今は使われていない「富士」、富士山ブームの今、安易に復活はさせないで欲しい。今のJRに「富士」を冠せるような列車はないし、もう永遠に走らせることはできないでしょう。
いまさら言うのもなんだろうけれど、新幹線の列車名、愛称を聞いていると、やっぱり違和感があります。
東海道本線の名門、九州行寝台特急「はやぶさ」の名が、いつのまにか東北、青森行の東北新幹線に取られてしまいました。別に差別する気はないけれど、昔の国鉄時代から東海道本線の特急は超一流というイメージで、北へ向かう列車には地味というか暗いというか華がないというか二流というか、そんなイメージでした。今や日本日本中どこへ行っても区別がないけれど、昔の東北はなんか貧しいというイメージでした。
「はやぶさ」は東京発の九州行寝台特急として、「さくら」、「富士」、「あさかぜ」などと並ぶ、名門の列車名です。
そんな昔のイメージがあるから、「はやぶさ」が東北新幹線というのは私的には納得いきません。現在の「はやぶさ」はグランクラスを備えた最速のもっとも華やかな新幹線車両かもしれませんが。でも、私ならそういう東北一華がある列車ならば、やっぱり「はつかり」、「みちのく」が一番似合うと思うのだけど。
ジャイアンツの永久欠番の3番みたいな扱いで、永らく使用されなかった超名門列車名の「つばめ」も、鹿児島本線の特急で復活しちゃって、それからなんとなくローカルな九州新幹線に引き継がれました。しかも、新八代ー鹿児島中央間という中途半端な部分開業で。これもなんだかな~という感じです。「つばめ」は 「のぞみ」の上を行く列車名だと思うのだけど。
そういえば「ひかり」も元は東北のローカル急行の列車名でした。
同じく九州新幹線博多ー鹿児島全通を機にできた、「みずほ」、「さくら」も、この列車名が復活したのはうれしかったけれど、なんで最速が「みずほ」で、「さくら」が2番目なのって、これも疑問です。
天下の東海道本線で長らく「1列車」、誉れ高い列車番号1を冠していた「さくら」号が、同じく東海道本線の九州ブルトレではあったけれど、なんとなく地味なイメージであった「みずほ」の下なんて、これは違うぞと声をあげたくなります。「さくら」は何度か映画の舞台にもなったし、人気もあって、指定券も「みずほ」よりも「さくら」がより早く売り切れていました。
昔、今のテレ朝、NETで放送していた「みどりの窓口」でも、「さくら」は真っ先に売り切れていました、私が小学生の頃は。
「みどりの窓口」という番組、たぶん関東地方限定番組だったのだろうけれど、私が中学生の頃までは放送していたと思います。内容は東京、新宿、上野発着の特急列車の指定券の発売状況を案内していた、極めて地味な番組でしたが、私は大好きでした。まだ指定券が1週間前発売開始の時代で、この番組を見ながらはるか遠い九州や東北へ向かう特急列車に乗ることを夢みていた頃でした。BGMに流れていたアール・クルーの「瞳のマジック」もこの番組で知って、とても好きな曲となりました。
そして、この番組でも、東京駅発九州方面の寝台特急がトップで放送されて、「さくら」がまさにナンバーワンでした。
「はやぶさ」が東北へ左遷され、「みずほ」が出世して「さくら」が抜かれてしまった現在の列車名、過去の栄光を覚えている人も減っていくのでしょうか。
今は使われていない「富士」、富士山ブームの今、安易に復活はさせないで欲しい。今のJRに「富士」を冠せるような列車はないし、もう永遠に走らせることはできないでしょう。
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