2012年11月13日

三岐鉄道脱線事故 再び

 三岐鉄道がまたまた事故を起こしました。
 状況がわかるまで軽はずみなことは書くまいと思っていました。

 報道を見る限り、「ただの信号無視」、みたいな。

 安全側線の存在、それ自体が懐かしい言葉です。

 単線区間で、行き違い駅でブレーキが利かないなどの理由で列車が暴進した場合、本線に進入して対向列車と正面衝突となる最悪の事態を回避させるために、赤信号の時に列車が暴進したときに、本線に進入することを防御するための施設です。
 安全側線に進入させるという発想が、今の鉄道システムからはなくなっています。ATC、CTC、その他、ローカル線でも進化してます。はっきり言って、前時代的なタブレットを扱っている単線手動閉塞そのもの。

 それが機能したということは、三岐鉄道の安全システムは、前時代的なものなんでしょうか。

 原因が信号無視なんて、低次元な自動車交通と同レベルです。安全を誇る鉄道としては、弁解の余地はないような。
 信号無視しても安全側に働く、多重安全装置はなかったのか。

 しかし、単線区間で信号見間違いなんて、常識的にありえないはずなんだけど。


Posted by よっぱらいくま at 21:35│Comments(0)TrackBack(0)事故・災害

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