2013年08月21日

夏に感じる懐かしい 好きだけど変なにおい

私にとって、夏になると懐かしく感じる、変なにおいというものがあります。

○ アスファルト舗装工事のにおい
 あのアスファルトを道路に敷く工事中の、新しいアスファルトの独特のにおい。
 私が小学生の頃、東京の街中も古い舗装から新しい舗装にする工事が近所のあちこちで頻繁に行われていました。
 夏は特ににおいがきつく感じました。
 だから、今でもアスファルト舗装工事で漂ってくるにおいを嗅ぐと、なんだか懐かしく感じます。

○ カルキ臭の水道水
 私が生まれ育った東京、昭和40年代は水道のカルキ臭が強かったと思います。
 真夏の公園なんかの水飲み場で飲む、生暖かい水道水なんかは特に強く感じました。
 最近は浄水技術も進化し、水道水の味にもうるさくなっているのであまりカルキ臭を感じません。
 だけど、今でもたまにカルキ臭が強い水、特に夏など常温で飲む水道水のカルキ臭が強いと、なんだか懐かしくなってしまいます。
 私にとっては、銘水よりもカルキ臭が強い水道水が、故郷の香りなんです。

○ シンナー臭
 別に昔、シンナーを吸って喜んでいた訳ではありません。
 昔、夏休みの図工の宿題なんかの工作物を作っていて、塗装作業なんかもしていた訳です。
 そんなときの塗料のにおいが、特に今頃、暑い夏なんかに塗装工事から塗料のにおいが漂ってくると、懐かしくなってしまいます。
 夏休みの朝、ラジオ体操のあと、そんな工作の宿題を早朝にやっていたものだから、今でもラジオ体操の曲とシンナー臭は、セットとなって思い出され懐かしくなります。

○ マルキューの釣りえさ
 ヘラブナ釣り用の粉末のエサで、「赤へら」と「青へら」という商品がありました。
 あのエサは独特の甘いような香りがあって、私は好きでした。食べたくなってしまうような。(食べたことはありません)
 今でもそれに似た香りがすると、釣りエサを思い出して、懐かしくなります。
 私は中学生の頃、釣りに熱中していました。
 (ネットで見たら今でも「赤へら」はありました。甘い香りはバニラとありました)

○ ディーゼルエンジンの排気ガス
 高校、大学生の頃、各地のローカル線の気動車に乗りまくっていました。
 当時は、鈍行列車の気動車は、非冷房車ばかりでした。
 夏はすべての窓が開け放たれて、山のにおい、田んぼのにおいが車内に流れてきました。
 それに併せて、ディーゼルエンジンの排気ガスも容赦なく車内に入ってきます。
 ディーゼル機関車が牽く客車列車などは、先頭車はエンジンの排熱と排気で車内は灼熱地獄になったものです。
 そんなことで今でも、気動車の排ガスを嗅ぐと、懐かしく感じてしまいます。
 非冷房車がなくなり、窓が開かない、開けられない列車ばかりの今となっては、過去の思い出の中の世界です。

○ 枕木の臭い
 木製枕木は腐らないように、強烈な臭いの特殊な油が染みこませてあります。
 今はコンクリートPC枕木ばかりだからあまり感じませんが、ポイント部分や鉄橋部分などは今でも木製枕木は現役です。
 あの枕木の、特に新品の枕木の臭いは強烈でした。
 また、線路脇の柵としても使い古しの枕木がよく使われていたりもしました。
 昔は街中でも枕木を流用した柵とかいっぱいありました。
 だから街中でも枕木の独特な臭いが身近にありました。
 そんな枕木の臭いも懐かしいです。


Posted by よっぱらいくま at 21:46│Comments(0)TrackBack(0)日記

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