2011年10月10日

新幹線公安官

三連休、パソコンで動画ばかり見ていました。
昔の刑事ドラマはおもしろかった。

「新幹線公安官」というドラマがあったのを知っていますか。
西郷輝彦が主役の、新幹線が舞台の刑事(公安官)ドラマです。
今、あのテーマ曲をネットの動画で聴いたときは感激でした。懐かしい!!あのテーマ曲、とても良いです。
あの頃は新幹線はあこがれだったし、とても大人の世界でした。
その新幹線に、4年間とはいえ、通勤で毎日乗れることになるなんて、夢にも想像できませんでしたね、あの頃は。

その頃、平行して公開された映画、「新幹線大爆破」もおもしろかったです。高倉健が主役で、同じ犯人グループの山本圭とかがいい味だしていました。
山本圭と言えば、「皇帝のいない8月」という映画、これもおもしろかったです。DVD持っています。
渡瀬恒彦が主役で、三国連太郎、丹波哲郎、吉永小百合らの大物をはじめ、高橋悦史や山本圭が出ていました。
内容は、自衛隊のクーデター部隊が寝台特急さくら号を乗っ取るというもので、内容も派手で物騒で、今でもいつ見ても引き込まれます。鉄道マニア的にも、アクションドラマ好きとしても。私は山本圭や高橋悦史の役どころが特に好きです。

私が高校生だった頃の刑事ドラマでも特に、「大都会」シリーズ、が大好きでした。PARTⅠからⅢまであって、特にⅡが好きでした。松田優作も出ていたし、アクションも派手で、重厚な内容でした。
Ⅲは派手さは増したけれど、なんか内容が軽薄になってきた感じでした。そしてそれが「西部警察」へと続く流れでした。「大都会」シリーズは日テレだったけれど、「西部警察」テレ朝でした。西部警察は殺しの残酷さなどが薄れて、アクションは派手だけど、軽い内容になりました。西部警察は今でも多く語ら、世にも知られているけれど、私は「西部警察」よりも、その基礎である「大都会」派です。
大都会シリーズでは、渡哲也や石原裕次郎が大活躍していました。
今、自分の年齢があの頃の渡哲也や石原裕次郎の年齢よりも上になっている現実は、複雑な気持ちです。
あの頃の30代、40代は、今に比べてとても大人だったような。
ドラマの内容は、派手なカースタントに銃撃戦、今のドラマではまったく見なくなりました。そういうシーン。
あの頃は過激なシーンとかも許されていたけれど、今は、倫理がどうの、教育上悪いのなんのと何癖をつけられて、そういうものは作れないのでしょうか。
派手で、殺しのシーンとかたくさんあったけれど、内容は勧善懲悪で、はっきりした正義が正しかった時代でした。
悪い奴らと対決するのに、じゃんじゃんと派手に銃器を使って退治していくシーンを観て、心からスカっとしていました。
カースタントも、あの頃の車は頑丈で、しかも完全マニュアルで、余計な安全装置、ABSとかいろいろとついていないから、カーアクションも派手にできたと、何かの本か何かに書かれていました。
現代の車は勝手に安全制御してしまうから、タイヤをロックさせたり滑らしたりして車をひっくり返すのも、逆に難しいのでしょう。
あの頃のセドリックとかが一番カーアクションには最適な車でしょう。
それらの刑事ドラマでは、必ず新宿の高層ビル群のシーンが、オープニングやエンディングに使われていました。あの頃の新宿は、高層ビル、少ないです。三井ビル、住友ビル、安田ビルと、元祖の京王プラザくらいです。
新宿と言えば、「太陽にほえろ」。大好きでしたね。これは私が中学生の頃の放送です。夕方4時からは再放送していて、これを観るために早くうちに帰っていたものです。
最近、テレビのアカン警察のテーマ曲に使われている、「大激闘」、これも大好きでした。「大都会」シリーズの亜種という位置づけですかね、「大激闘」は。
あまり知られていなくて、マイナーな番組でしたが、内容は究極のド派手アクションに、片っ端から悪を撃ち殺していく、車も壊す壊す、とても過激な内容でした。あり得ないという内容でした。警察じゃないよあれは。現在なら絶対放送できないかも。DVDとかになったら、絶対全巻揃えたいけれど、ないらしいです。
出演していた渡瀬恒彦はこういう役、とても似合っていました。大激闘の中でライフル?軽機関銃?を撃ちまくる姿は。今の人情ドラマを見ると、昔のど派手なアクションがウソみたいです。
渡瀬恒彦のそういう役柄、「戦国自衛隊」のときのキャラも好きだったなあ。「皇帝のいない8月」もね。
あと、「動脈列島」という映画もありました。田宮二郎と近藤正臣が主役の映画です。これも緊迫感満点。新幹線を破壊するという内容で、物騒すぎる内容のため撮影に国鉄の協力は一切得られなかったとか。
これもおもしろいです。私は映画よりも先に原作を読んでいて、原作は最後の結末にブルドーザーを線路に落とすのに成功するのに、映画は直前で止められてしまうところに不満はあったけれど、重厚な内容でした。山村聡とかいい味出していました。亡き田宮二郎も。

刑事ものではないけれど、沖雅也の「俺たちは天使だ」とか、松田優作の「探偵物語」とかもおもしろかった。成田三樹雄とかも良かったなあ。
松田優作と中村雅俊の「俺たちの勲章」も良かった。

まだまだたくさんあると思うけれど、昔の、昭和の時代の刑事ドラマ、日本のサスペンス、アクション映画はどれも重厚で迫力がありました。
新幹線公安官から話しが始まって、次々と好きな作品が浮かんでしまいました。
今のドラマは軽薄すぎませんか???


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この記事へのコメント
こんにちは。
三連休はゆっくりされて日頃の疲れは取れましたか?
毎日がお忙しい様子で、休肝日を設けて健康にお過し下さいね。
時々お邪魔していますので、よろしくお願いします。
Posted by きすみれ at 2011年10月11日 16:26