2015年09月20日

笑える中日新聞3 安保騒動

国会での野党も与党も、デモも、どれもこれも見ていて見苦しい限りだ。
アホらしくて書く気もなかったけれど、あいかわらず中日新聞には笑わせてもらったので、やっぱり書きます。

中日新聞の1面見出し。
9/18(金)朝刊 「安保法案また強行採決」
9/19(土)朝刊 「安保法成立へ」
9/19(土)夕刊 「安保法成立」1.5段横大見出し
9/20(日)朝刊 「安保法成立」タテ見出し。横見出しは「この日を忘れない」

すべて、黒ベタ地紋のゴシック白抜き文字。
これ、大災害、大事件、大事故など、悪い事象が起こった際に使う見出しの典型です。
中日新聞にとっては、もっとも悪い出来事、事件という扱いです。
今までの報道姿勢でもよくわかってはいますが、極端で、やっぱりこれだけしつこく毎日、同じ見出しを続けたことが、私にとっては大笑いで、これを書く気になった次第です。

この4回分、中身もまったく同じ。2~3面と社会面も毎日まったく同じ内容と構成。
反対派の声と行動だけに大きく紙面を割き、自民党の国会運営を強引だの強行だの罵倒し、安倍政権打倒と、本当に公正中立な報道機関なのかと疑うばかりだ。他のニュースを知らせてほしい。そのために新聞をとっているのです。

今日、日曜日の朝刊の1面リード文では、結びに「・・・、今後の外交・防衛の安定性に不安を残した」とある。思わず吹き出した。これこそが安保法制の最大の目的だろう。それを根拠なく否定するって、安保法案の真髄をまったく理解していない。どういう見識なんだろうか。優秀で勉強も出来るであろう中日新聞の編集者や記者は、反対ありきで安保法制の中身も考えず、物事を冷静に見られなくなっているのだろうか。

どうして安保法が、戦争法案だの、戦争になるだの、徴兵制になるだのと、言えるのだろうか。あまりにも飛躍している発想をマスコミは平気で吹きまくっているから、反対派は図に乗る。
反対派は説明が足りないと言い続けるが、はなから理解する気もないくせによく言う。
反対ありきなんだから、最初から何をどう説明しても、永遠に「説明が足りない」と言い続けるだろう。
戦争だの徴兵制だのと、反対派の方がよっぽど物騒だ。デモも一部が過激な行動をとり、よっぽど暴力的に見えるが。
ハイテク兵器を駆使する現代の軍隊、自衛隊などにとって、ど素人をかき集めた徴兵制なんかとったって、何も役に立たないことは明確だろう。反対派は太平洋戦争時代から何にも進歩していない時代錯誤な妄言を放っているだけだ。
徴兵制なんて、現代の戦争では、絶対にあり得ないことは明白だ。

あの中国だって、安易に戦争を仕掛けていますか。
中国は、「日本の軍事力増強は平和協力の時代潮流に合致しない」とか、「・・・専守防衛と平和発展の道を放棄したとの疑いを国際社会に引き起こした」とか言っている。安保法は変わったけれど、別に自衛隊の防衛力は変わっていないし、「平和発展の道を放棄した」などと、この前の中国の軍事パレードを見れば、その言葉、「そっくりそのままお返ししますけど」、と言いたい。

デモや反対派の意思が民意だとマスコミは断言する。
デモに参加している人、日本国民全体のうちの何人ですか。
10万人集まったって、1億分の10万=1000人に1人。
反対デモだけを新聞マスコミは派手に取り上げるから、みんなそう思っていると身勝手に書きまくる。
賛成デモは絶対に取り上げない、相手にしない。
現実は、世論調査だって、半数近くは「わからない、賛成でも反対でもない」。積極的反対は約3割。積極的賛成は約2割。積極的賛否は反対が上回っているが、半数は「中庸」なのだ。それを国民みんなが反対だのとよく言うわ。

反対派は「次の選挙で民意を示せ」だの、「今、選挙をやれば自民党は負ける」だの「政権交代する」だのと言っている。
マスコミはこの土日に緊急世論調査を行うだろうけれど、きっと、自民党の支持率はあまり変わらないと思う。

次の選挙があったって、投票率も何も変わらないでしょうね。
反対と騒いでいる人達はまあ、必ず選挙も行くだろうけれど、結局、反対でも賛成でもない、よくわからないと言っている半数の人達はほとんどが、どうせ選挙も行かないだろうから。

それに、あの「民主党」にいまさら投票できますか。政権交代と騒ぎ実現したらボロボロ。中国が日本を本気でなめ始めたのは民主党政権時代に始まったし、原発事故対応のあまりにものお粗末さ。鳩ポッポとバカ菅が総理大臣だったなんて悪夢以外の何物でもない。経済も社会も破壊した民主党をいまさら誰が信用するのだろうか。それでも今回の反対派は民主党に投票するのだろうな。でもそれ、今の民主党の支持率10パーセント未満の範疇ですから。

民主党は今回の安保国会を徹底的に妨害するために、卑屈すぎる手段も使った。国会の通路を塞ぐ手段として、女性議員を最前列に並ばせ、与党議員が少しでも体に触れたら「セクハラだっ!」と大騒ぎするという作戦に出たのだ。
本当に「セクハラ、セクハラ」と騒いでいた。あいつらバカ?、民主党の女性国会議員は最低なレベル。幼稚園からやり直していただきたい。
これ「女性蔑視」以外の何物でもないのではないですか。セクハラを攻撃手段に使うなんて卑怯すぎるし、愚かすぎる。本当にセクハラ被害にあっている女性を侮辱するものだし、「セクハラ」なんて騒ぐ女は本当はどうでもよいことだと思われるし、本当のセクハラ被害者が見たらどう思うかとの思慮にも欠けるし、女性議員が自らセクハラなんてばかばかしいことと宣伝しているようなものですよ。あの行動、世の女性たちはどう思うのでしょうか。マスコミもどう考えているのか。

で、今回の数多の民主党の行動を見ていても、民主党は信用できないクズ政党だから、支持率が上がるわけないでしょうね。

安保法案よりも、今国会で成立した「改正労働者派遣法」の方が、よっぽど人々の生活、特に生活弱者にとっては深刻なものですよ。
今日の中日新聞朝刊に「労働者派遣法のゆくえ」という大学名誉教授が書いたコラムがあるけれど、本当、こちらの方はもっともだと思う次第です。3年経てば人を代えれば派遣で人を使い続けることができるなんて、3年たったら仕事を切られるということですよ。同じ仕事をずっと続けることができないんですよ。3年たったら問答無用で別の仕事と勤務先に移らされるのです。正社員に登用なんか企業は絶対にしませんよ。どこが雇用の安定なんですか。国民はだまされているのに、こういうことに声を上げて反対デモとかも起こらない。
写真やテレビに映る、あの安保反対デモに参加しているような学生たちや女性たちの層が、もっともこれから影響を受けるのに気がつかないのだろうか。

私、安保法案は賛成です。今の世界情勢で、日本だけが理想だけで生きていけるとは思えません。過去を学ぶことはとても重要だけど、平和な未来は作っていくもの。お隣の物騒な中国や韓国や北朝鮮が挑発している今、日本の国力ではアメリカとは仲良くするしか仕方ないこと。
しかし、安保法案のバックにはアメリカの圧力があるということには、私は「気に入らないねえ」と言いたい。
ちなみに、憲法を素直に読む限り、安保法案は違憲だと私も思います。
それでも、政治は判断していかなければならないことと思う。
憲法学者に聞けば、違憲と言うでしょう。机上のお勉強の世界なら。
お勉強だけの学者と、世界の中で国を運営していかなければならない政治家という実務家とは違うということだ。
民主党はそれが出来なかった烏合の衆だったということ。

今後、安保法制をネタに違憲訴訟や国賠請求が乱発されるだろう。
法律学者の法律遊びで、裁判所や裁判官に過度な負担が増えることを危惧する。
他の事件、訴訟に影響が出ないということはないだろう。
裁判官の数には限りがあるのだから。
法治国家である限り、訴訟を否定はできないが、こういうことで司法事務が滞ることは疑問である。
そして、それらの訴訟に係る国の費用は、最大の税金の無駄遣いだということだ。


Posted by よっぱらいくま at 10:29│Comments(0)TrackBack(0)政治・社会

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