2014年01月24日

東海道新幹線 米原-京都間 彦根付近の謎の構造物

 この前、新幹線の車窓について語りましたが、米原-京都間の彦根付近にある謎の構造物について詳しく書きます。

 まずは写真を。







こういう構造物です。
新幹線の高架橋の柱と同じようで、かなり頑丈そうです。
まわりには、何もなくこの覆い被さったコンクリートだけ異様です。
新幹線に乗っていると本当に一瞬でこの下を通過します。
通勤で毎日乗っていて、一瞬、何かの下をくぐっているなと気がついたものです。

現地に行ってみると車内から感じていたのより、かなり大きいと感じました。


隣接して、冬期のスプリンクラー散水用の水を汲みあげる小野ポンプ場もあります。
最初は、この消雪に関連するものかとも思いましたが、違います。



ネットで調べるとヒントがありました。
周囲の南東側の山に住友大阪セメントの多賀鉱山があり、そこからの採取物を彦根側にあった彦根工場へ搬出する索道があったらしいです。

近くを併走している名神高速にも道路を覆う構造物があり、新幹線のそれと鉱山跡とが地図上で一直線となるのです。

セメント山か採石山と、その搬出先の工場とを結ぶ索道が上空を通過していて、万が一の落下に備えた施設ではないかという結論となったのです。

これで正解なのか、またいつ頃まで、その索道があったのか、情報が欲しいです。


新幹線で前面展望ができたら、この構造物は誰でも気がつくでしょう。
列車の前面展望ビデオは数多く市販されているけれど、東海道新幹線の前面展望ビデオだけは見たことがありません。
東海道新幹線は重要なインフラだから、テロとかの対象にもなり得る訳で、前面展望が公開されるとそういう犯罪のヒントにもなる可能性からよろしくないとの判断で、JR東海が許可しないのかなと勘ぐっています。
山陽新幹線の前面展望ビデオはあるんですけどね。
トンネルばかりでつまらないと思います。

2023年8月 追記
現在はこのように紹介されています。


  

Posted by よっぱらいくま at 22:46Comments(1)TrackBack(0)新幹線