2013年12月22日

LUMIX FZ-200 渥美線撮影

 パナソニックのFZ-200を購入しました。

 さて、私はフィルムカメラはEOS-1はじめF-1、newF-1など持っていますが、デジカメは本当のコンパクトカメラしか持っていません。
 それで、一応、本格撮影用にようやくというか、いまさらというか、分類上はコンパクトカメラだけど、結構ズーム倍率やレンズ性能が良さそうな、このLUMIX FZ-200を買ったのです。
 ビックカメラのネット通販で4万円を切っていたのも、よいタイミングでした。ところが買ってからすぐに59800円に値上がりしていました。その後価格変動が多少あったり、ポイントが10→1%になったりして、ぜんぜんお得感がなくなりました。その後また、4万円を切ったけれど、またまた598になっています。よくわかりません。

 FZ200は25ミリから600ミリまでの24倍ズーム搭載です。この頃は化け物みたいな50倍、60倍ズーム機も出現していて、それもコンパクトで低価格。私が学生の頃は600とか800ミリ、ましてや1200ミリレンズなんてバズーカ砲みたいで、100万円以上していたし(今でもね)夢物語。カタログの受注生産の文字に、無縁のものと思っていました。
 昔、新宿のヨドバシカメラによく通っていた頃、店頭のショーケースに展示していたFD600ミリや800ミリに憧れて見ていて、いつかは手に入れて、別世界の画角で撮影してみたいとみたいと思っていました。
 その超望遠がいまや当たり前に手に入るなんて、技術革新の賜です。
 もちろん、いまでも100万円以上する一眼レフ用のとは多少性能は違うのだろうけれど、大きさや重さを考えたらコンパクトの方が遙かに実用的です。
 レンズも非球面にEDレンズがてんこ盛り。30年前にこの価格でこのレンズは不可能でしょう。
 昔のキャノンのカタログにある白いレンズ、その説明に、レンズに蛍石、UDガラスを何枚使用なんて書いてあるのを見て、雲の上の存在でした。

 FZ200は全域F2.8、ここがこのカメラを選択した一番の理由です。100万以上する一眼用でも、キャノンの巨大なEF600ミリでF4だったかな。なんで、24倍ズーム、25~600ミリで全域F2.8なんて、私の古い価値観では夢のようです。

 さて、試運転というか初撮影をしてみました。線路際に立つのは久しぶりです。

 光学ズーム最高の600ミリでの撮影に挑戦。



 豊橋鉄道渥美線の三河田原駅を出発した電車です。



 はるかかなたのカーブの先から、ほぼ真正面に電車を捉えることができました。
 手ぶれなし、ピンぼけなし、すべてカメラ任せで、手持ちでここまできれいとは。
 ちなみに私、昔から三脚は使わない主義です。どんなくそ重い一眼レフと望遠レンズでも手持ちが基本です。あれは場所取り用だと思っています。

 それでFZ200の手ぶれ防止機能も、よく働いているようです。
 こんな画角の写真が気軽にとれるなんて、デジカメはすごいと、つくづく思います。
 ちょっと前までデジカメに否定的だった自分が恥ずかしいです。でも10年くらい前にはカメラ雑誌でも、デジタルvs銀塩なんて企画もありましたよね。今やデジタルに敵なしかな。



 

 同じ場所で振り返って、神戸駅側です。これはデジタルズーム併用で約1000ミリ相当です。空気のゆらぎが影響されるほどの超望遠撮影ですが、ブレなし、ピンぼけなし、いやはやすごいなと思いました。




 広角側、25ミリです。




 陰影の差がある条件です。
 露出もすべてカメラ任せです。




 順光の普通の景色。




 日没前の微妙な条件。




 日が沈んで、かなり暗くなっての超望遠撮影ですが、ピントもブレも問題なし。
 すべて、露出、ピントもカメラ任せの撮影でした。
 写真自体もすべて、トリミング等や一切の補正もしていません。



 コンパクトカメラだけど、素人の私にはもうこれで十分です。EOS5くらいは欲しいと思っていたけれど、軽くて機動力抜群、面倒なレンズ交換も不要だし、バカ高い交換レンズも必要なしだから、デジタル一眼レフはいらないな。
 カメラ雑誌などでは、それでも高性能一眼と高級交換レンズと、こんなコンパクトカメラとの性能比較はどのように評価されるのでしょうか。

 これを持って電車に乗って、東海道本線や北陸本線の撮影にも行きたくなりました。




 



 


この記事へのトラックバックURL

http://kumatetsu.mediacat-blog.jp/t96101