2014年10月25日

気動車の山越え

 坂道を低速で上るトラックのエンジン音を聞いて、急勾配を上る気動車を思いました。
 一定の回転数でブォーンというエンジン音。
 
 山岳路線を気動車に乗ると、昔のキハ28,58とかはパワーが最新の気動車に比べてパワーがなかったから、峠の上りは低速で、エンジンをめいっぱいふかして走っていました。
 ブォーンという音が山中に響き渡り、そしてサミットとなるトンネルに突入。
 しばらくエンジンをふかしながら、最高点を過ぎるとノッチオフ。
 エンジン音がスゥーと静かになり、アイドリング状態で今度は下り坂を加速し始めます。
 やがてシューという音とともにブレーキがかかり、グォウーという感じで抑速しながら、坂道を下り続け、トンネルを出ていきます。
 そんな山越え区間、今でも、筑豊本線の桂川ー原田間の冷水トンネルとか典型的ですね。
 特急用の車両ではなく、なるだけ旧式の気動車が味がありますね。


Posted by よっぱらいくま at 16:28│Comments(0)TrackBack(0)車両

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