2016年07月10日

東武9000系

東武東上線に乗り、小川町まで行きました。

たまたま9000系のトップナンバー編成に乗車しました。
思い出のある車両です。


乗車した、小川町折り返しの9001。


高校時代、私は東武東上線沿線に住み、毎日8000系に乗っていてうんざりしていました。当時の東武鉄道は長年にわたり8000系を製造を続けていました。
没個性の8000系は趣味的にもつまらなく、数も多すぎて嫌いでした。今考えると、乗り心地やシートの座り心地の良さ、安定した高性能など、長所がたくさんあったけれど、当時はこればかりでつまらなかった、国鉄103系状態でした。

そんな昭和56年、ついに東上線にも新形式9000系が入るとの情報が。将来の地下鉄有楽町線乗り入れ仕様の新車です。
高校通学で毎日東上線に乗っていたある日、鶴瀬駅待避線に停車中の9000系試運転列車に遭遇しておもわず下車してしまいました。
当時の私はキャノンFTbを毎日持ち歩いているカメラ小僧でした。あんなでかく重いカメラをいつも持ち歩いていたなんて、今では考えられませんが。

それで撮った写真がこちら。駅員の許可を得て、ホームから降りて線路上でも撮影しました。こんなことが認められる(ダメとは言わない、暗黙?)おおらかな時代でした。


池袋方の9101です。


近所の子供が珍しそうに見ています。


通過する急行8000系とのツーショット。


こちらは9001、寄居方です。上福岡駅に進入中。



こちらは現在の9101です。
デビュー当時とほとんど変わっていません。
貫通扉の上の9101の表記が、当時はありませんでした。
昭和56年、1981年あれから35年たっています。

結局、9000系は地下鉄乗り入れの特殊形式で、8000系の後継車は10000系となり、その後大量に製造されました。
あれも個性はないなあ。

昔はうんざりしていた8000系も、今は小川町-寄居間でほそぼそと運用されています。余命もわずかでしょう。
毛嫌いしていた8000系も、今は昔の色に復刻、リバイバル塗装が施されています。あんなにつまらないと思ってクリーム色一色の姿が懐かしく思えるから不思議です。正面は改造顔だけど。




この角度で見ると懐かしさひとしおです。


車内の座席も復刻色、こだわりが。


今回小川町を訪れた目的は、駅近くにある武州めん製のうどんを買うために。ここのうどんはおいしいんです。埼玉県内のヤオコーとかにも売っているのだけど、一度、工場製造直売のものを買ってみようかと。
結果、直売所には目的のうどんがなく、小川町駅前のヤオコーに行ったら山とあって、そこで買ったというオチでした。直売所向かいの直営店で昼食にうどんを食べたので、よしとします。

昨年秋に、上福岡のヤオコーで買ったときのものです。直営店では売り切れ?でした。


冬季限定のなべ焼きうどんもとてもおいしいです。


こちらが直営の食べ処。



埼玉県は、香川県の次にうどんの消費量か製造高が多い県で、おいしいうどん屋さんやメーカーがたくさんあります。
そういうおいしい製品が普通にスーパーで売っています。
埼玉の知られざる地味な名物が、うどんです。

  

Posted by よっぱらいくま at 15:49Comments(1)TrackBack(0)昔話と昔の写真 私鉄