2012年09月25日

京浜急行脱線事故

 首都圏の韋駄天鉄道、京浜急行が脱線事故。
 私は東京の大森生まれ、京浜急行には幼い頃から乗っていました。
 関東の鉄道らしからぬ高速運転、気持ちいい鉄道です。東武鉄道とは対極の粋の良い私鉄です。
 カーブは多いけれど、急加速と急減速を繰り返すメリハリのあるダイヤ構成です。
 がけ崩れに巻き込まれて脱線事故を起こしました。

 JRの高山本線とか、線路際でがけ崩れとかが起きたら、センサーを張り巡らして、異常が起きたら自動的に赤信号を発しますよね。
 そういう装置が京急にはなかったんでしょうか。
 時間100ミリの雨なら、JRなら自動的に規制がかかって抑止ですよね。
 でも、局地的豪雨では、そういった対策も追いつかないのではないでしょうか。
 
 NHKのニュースで、事故にあった車内からツイッターとかで状況を発信している連中も多かったとか。
 まあ、たいしたことではないのでしょう。
 そういう脳天気な人はどうでもいいけれど、怪我した人は気の毒です。
 大越アナが、公共交通機関の安全性を訴えていました。
 そのとおりです。
 毎日、何十人も死んでいる自動車交通に比べれば、鉄道は安全です。
 それだけ信頼されているから、事故に対する目は厳しいのです。

 警察が、運転士を業務上過失致傷の疑いで任意で事情聴取しているとか。
 あいかわらず、ど素人の警察は、誰が悪いを決めることしか能がないようです。
 こんな事故で、運転士には1ミリも過失はないでしょう。そんなこともわからんのかね。
 京急の体制には少し疑問もあるけれど、事故を想定するあまり、なんでも安全側、要するに責任逃れの対応をすると、結局、利用者が不便をこうむるんですよね。
 ちょっと雪が降っただけで都市高速を閉鎖するような。
 
 天災に対する備えは、難しいと思います。
 誰も悪くない。
 


Posted by よっぱらいくま at 21:48│Comments(0)TrackBack(0)事故・災害

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