2014年03月22日

品川駅ホーム ビアガーデン

 昨日、風呂に入っているとき、ふと思い出しました。
 昭和の終わり頃か平成の初め頃か、品川駅のホームで夏季限定でビアガーデンが営業していたのです。
 3シーズンくらいやっていたかな?記憶は定かではありません。
 品川駅にはほとんど列車が発着していない、要するに使っていないホームが2面4線くらいありました。
 その遊休ホームでやっていたのです。

 写真ありました。写っているのは若かりし頃(25年前)の私。
 東海道線の113系がお隣に止まっています。
 平成元年です。




 品川駅は東海道本線のダイヤが乱れたときなどに、優等列車を東京駅まで行かせずに品川駅で折り返すような機能を持っていました。昔のように優等列車が多かった時代、新幹線が開業する前などは特にそういう機能がありました。
 東京駅ホームに余裕がないので、臨時列車とかも品川駅発着が多くありました。晩年まで、銀河五十何号とかや臨時の大垣夜行とかが、品川発着でした。
 そんな、新幹線の品川駅が出来るまでの品川駅は、なんとなくのどかな雰囲気が残っていました。今では新幹線の駅も出来て、海側も開発され尽くされて高層ビルが立ち並び、コンコースを歩く人の数も当時とは比べようもないくらい多いです。昔の海側の改札口は閑散としていて、駅前も鄙びていました。

 品川駅、間近に東海道線や京浜東北線の電車を見ながらのホームのビアガーデンは最高でした。鉄にとってこんな最高のロケーーションは他にありません。
 今では品川駅にそんな余裕はないし、いろんな規制面からありえないでしょうね。

 この頃はまだ、汐留駅も生きていました。汐留駅は第一級の産業遺産であったはずなのに、再開発でつぶされました。あそこを明治時代の鉄道発祥の地として整備、復元していたらと思います。そこに鉄道博物館でも作っていたらと。現在、万世橋駅は復元されたではないですか。あと10年違っていたら、汐留駅跡地の活用策は変わっていたかもしれません。
 
 今、最新の高層ビルが立ち並ぶ汐留駅跡地を見ると、貴重な歴史財産、産業遺構を捨ててしまった判断を、私は疑問視します。  

Posted by よっぱらいくま at 08:00Comments(2)TrackBack(0)昔話と昔の写真 国鉄・JR