2013年05月21日

貴重種 東武東上線

 以前、東武東上線は今でも日常茶飯事にオーバーランをしていると書きました。
 いまでも変わりません。
 今や、日本中の鉄道路線で、オーバーランを日常的に見られるのは東武東上線だけではないかと、皮肉りたくなる。
 福知山線脱線事故の間接的原因ともなったオーバーランに対する運転士への処分。
 東武東上線には、オーバーランに対する恥という心構えがないのだろうか。
 オーバーランで停車位置を直すには至らなくても、ホームの乗車位置表示にジャストに止める確率は、東上線では20パーセント以下であろう。十中八九、目標位置から1~2メートルは平気でずれて停車する。極端なことを言えば、ホームの並び表示の位置と位置の中間点で待っていれば、そこにちょうど電車が止まり目の前にドアがあるということの方がはるかに多い。
 終着駅で行き止まりの池袋駅でも、停止目標を外れて停車するのだから恐れ入る。
 東上線から地下鉄有楽町線直通の電車は、和光市を境に、東京メトロの運転士に替わると、停止位置はほとんどずれなくなる。名古屋の地下鉄も新幹線も、停止目標とのずれは、常に10センチ以内だ。
 東武東上線には、未来永劫、ホームドアの設置は不可能だろう。常に、ホームドアとドアの間の壁の部分に、電車のドアを合わせて停車するだろうから。
 電車でGO!だったら、一発でゲームオーバーになりますよ、東上線の運転士さん。  

Posted by よっぱらいくま at 21:18Comments(0)TrackBack(0)日記

2013年05月21日

米原発

 新聞や週刊誌で「米原発」という活字を見ると、どうしても、「米原(駅)発(の列車)」と理解してしまう。
 実際は、「米(アメリカの)原(子力)発(電所)」の略なんだけど。
 鉄道マニアの性なのか、そういう人はたくさんいると思うけれど・・・

 米原駅、東海道本線と北陸本線の分岐駅であり、表日本と裏日本を連結させた独特の雰囲気を持った駅である。国鉄時代には、何百人という国鉄職員が働く鉄道の町でもあった米原駅。鉄道ファンなら誰でも知っている駅である。
 現在でも、新幹線ひかり号の発着にあわせて、北陸本線のしらさぎ号との乗り継ぎのほんの一瞬だけは、通路や新幹線乗り換え改札口が大混雑する往時の賑わいを見せる。
 平成ひと桁までは、大幹線の威厳を持った旧東海道本線1番線が残り、ホームの洗面台や各ホームを結ぶ荷物用エレベーターも残っていた。国鉄の幹線駅の代表格であった。
 平成の大改修以前の駅東口駅舎は古い待合室が残り、駅前にはいかにも昭和の駅前食堂という風情の店も残っていた。しかし、現在は味気ないどこにでもある殺風景な駅前広場となっている。
 今でも7番8番ホームの末端、大阪寄りの屋根を支える支柱には、明治時代のレールが残っている。
 
 米原駅は今でも大好きだ。「米原発」と書いてあると、米原駅発と思考回路は短絡してしまう。
   

Posted by よっぱらいくま at 20:45Comments(0)TrackBack(0)日記