2021年05月09日

本数の少ない路線バス

日本一本数の少ない路線バスはどこだろうか。
ネットを見ると、京都で年1回しか走らない路線バスがあるらしい。
そういう特殊な例は除いて、一日の本数が少ないのはどこか。

私の経験上、地方ローカルバスは本数は少ないながらも、公的補助を受けて一日5~6本は維持しているところが多く感じます。

さてそれは、私が過去に実際に何度も利用していた路線バスなんです。
どんなど田舎にいたのかと疑われるかもしれませんが、それは、
西武バス「大34系統」。大宮駅西口と所沢駅東口を結ぶ、沿線には埼玉なりの人口密集地を走るバスです。
本数は一日1本、始発イコール最終というものです。

上福岡のバス停





私の母がこのバス路線沿線に長期間入院していたとき、病院へ通うため上福岡駅入口バス停から何度も乗ったのです。
それはもう、約8年前のこと。
その頃は一日8往復あって、少ない本数ゆえ時刻表を確認して利用したものです。
不便ではあったけれど、他に公共交通はありませんでした。

しかし、この路線は大宮周辺の渋滞がひどく、30分、40分遅れて来ることが日常茶飯事でした。
それでも、乗客はちゃんと乗っていて、空気を運ぶような状況ではなかったです。

それが、母は亡くなり乗ることもなくなりましたが、その後もたまに時刻表を確認すると、のちに一日6往復になっていました。

そして現在、なんと一日1往復しか走っていません。しかも、土日は運休。
完全に公共交通としての機能を放棄しています。
なんで残しているのか。
路線免許を維持するためなのか。
渋滞で機能を維持できないからなのか。
ちなみに、私が上福岡沿線に越してきた昭和50年頃ははるかに本数は多く、
30分間隔くらいであったように記憶しています。
現在は東武バスも含めて、あきらかにバスの本数は激減しています。それだけクルマが増えたのか。

東京に近い、沿線人口も多いところを走る路線が、一日1往復しかないことに、公共交通維持の問題の根は深いと思います。

他にも一日1往復しかない路線バスってあるのでしょうか。
  

Posted by よっぱらいくま at 15:47Comments(0)TrackBack(0)日記