2011年11月03日

効率社会

東京の山手線に乗っています。
外を眺めながら考えてます。東京駅や上野駅を発着する中距離電車もほとんどがロングシートになりました。混雑時の効率性を考えれば当然のこと。
しかし味気ないものです。効率性を追い続け、無駄をとことん無くしていく今の社会もつまらなくなってきているのではと、考えてしまいます。
そういうものを追い続けていて、何が楽しくって生きているんだろうと疑問に思ってしまいます。
旅だって、時間通り決めたとおりの目的地を無駄なく回るよりも、気まぐれに動いて、予定にないものを発見したり、次の列車を待つためにぼおっと無駄に時間を過ごしたりしたほうが思い出に残るものです。
ダイヤの乱れとか、トラブルにあったりすると、その場では嫌になるけれど、あとになると良い思い出になったりするものではないでしょうか?
余裕を持つことが必要と思います。今の社会は余裕すら無駄という言葉で決めつけ、みんなが足の引っ張りあいをしているように感じます。
張りつめた糸はいずれ切れます。
  

Posted by よっぱらいくま at 09:52Comments(0)TrackBack(0)政治・社会