2018年06月10日
芝山鉄道と東成田駅
成田空港にある芝山鉄道に乗ってきました。
芝山鉄道は東成田駅と芝山千代田駅間、たった1駅を結ぶ、日本一短い鉄道です。
建設経緯は、複雑な空港建設の歴史的背景の中でできたようです。
京成とほぼ一体の運転系統なんだから、京成にしてもよさそうだけど、がら空きの電車を運行し続けるために、補助金とかいろいろな関係で別会社にしておく必要があるのかなと思いました。
京成成田駅から芝山千代田行きに乗りました。
日中は、京成成田と芝山千代田駅間を同じ電車が40分おきに往復しているようです。
京成成田から東成田までは、かつての空港乗り入れ線。どえらい高速で飛ばします。京急の快速特急を彷彿させる走りです。東成田までの運賃は260円。結構な距離です。
東成田-芝山千代田は約3分間、がら空きの電車はあっというまに着いてしまいました。こちらは200円。ICカードは使えないとのことだったので、きっぷは成田駅で通しで買っておきました。
ホームの先は行き止まりです。
延伸の可能性も残してはあるようですが。
改札で乗車記念証明書をいただき、レンタサイクルを借りたいと申し出ました。
芝山鉄道では観光客には自転車をタダで貸してくれます。
昔のようにすぐに折り返して帰るようなことは、最近はしません。
終着駅でのんびりしたいし、成田空港なのだから、飛行機を間近に見てみたいと思っていました。
親子連れなど、少ないながらも体験乗車の客もいます。
そういえば、芝山鉄道は必ず警官が添乗警備していると聞いていましたが、往復ともその姿は見ませんでした。
芝山千代田では10人程度が下車しました。
さて、まずは航空博物館へ自転車で向かいます。約2キロの道程は、多少のアップダウンがありました。そして、やたらに警察車両が走っています。これが日常なのでしょう。
航空博物館は入場料500円。まあまあの値段だけどJAF会員割引で半額になりました。
親子連れを中心にかなりにぎわっています。鉄道博物館もそうだけど、マニアよりも一般人が多いのは共通です。
私は飛行機は門外漢ですが、エンジンとかコックピットとかは興味あります。
747前頭部のぶつ切り断面はおもしろいです。
次は飛行機が見える丘なるところへ行きました。
マイカー客でそこもにぎわっています。
ニコンP900を持ってきているので、飛行機写真に挑戦です。
離陸したところ。
着陸するところ。
鉄道写真と勝手が違って、いやはや、難しい。
P900のばけものズームの超望遠撮影ですが、ファインダー内で思っていたよりも高速で被写体が移動するので、補足するのが難しいのです。
航空写真では、コンデジでは限界があるようで、やはり一眼レフとマニュアルフォーカスが容易な超望遠レンズが必要と痛感しました。コンデジではとにかくピントが狂いまくるのです。
適当に撮影した後、芝山千代田駅へ戻って、次は東成田駅へ向かいます。
車内はがら空き。
車窓からは駐機場の飛行機がよく見えます。
東成田駅で下車しました。
噂では聞いていたけれど、なんとも不思議な駅です。もともとは成田空港駅。往時の賑わいがウソのような空虚な空間です。反対側のホームは照明も消され閉鎖されています。昭和の空気感が構内に漂っています。
フェンスで仕切られた閉鎖されている真っ暗な空間には、使われなくなった資材が無造作に置いてあります。
賑わっていた往時の面影が見えます。
改札の横に、第2ターミナルへの連絡通路があります。
誰もいない長い通路。利用者はいるのでしょうか。そこを通って空港第2ターミナルへ向かいます。
「空港第2ビル駅まで500メートル」の看板があります。
果てしなく続く通路
あと400メートル。
直角に折れる地点。
通路は続くよどこまでも。監視カメラが無数に設置されています。
誰もいないと思ったけれど、途中2人、すれ違いました。観光客ではない普通の利用者のようでした。
あと200メートル。
あと100メートル。
終点に近づくにつれて、カートを押す音や人の声がたくさん聞こえてきます。
東成田駅からここへ到着すると別世界の喧騒が。
清潔で明るい空間が広がっていました。
東成田駅、とってもディープな空間です。
廃墟と秘境駅をあわせ持った雰囲気です。成田空港の歴史に翻弄された駅ではないでしょうか。
右がJR、左が京成、どちらもにぎわっています。
スイカでさっと入場し、JRで成田駅へ向かいました。
N'EXは成田駅のホームのない中線を通過して、空港駅へ走り去っていきました。
芝山鉄道は東成田駅と芝山千代田駅間、たった1駅を結ぶ、日本一短い鉄道です。
建設経緯は、複雑な空港建設の歴史的背景の中でできたようです。
京成とほぼ一体の運転系統なんだから、京成にしてもよさそうだけど、がら空きの電車を運行し続けるために、補助金とかいろいろな関係で別会社にしておく必要があるのかなと思いました。
京成成田駅から芝山千代田行きに乗りました。
日中は、京成成田と芝山千代田駅間を同じ電車が40分おきに往復しているようです。
京成成田から東成田までは、かつての空港乗り入れ線。どえらい高速で飛ばします。京急の快速特急を彷彿させる走りです。東成田までの運賃は260円。結構な距離です。
東成田-芝山千代田は約3分間、がら空きの電車はあっというまに着いてしまいました。こちらは200円。ICカードは使えないとのことだったので、きっぷは成田駅で通しで買っておきました。
ホームの先は行き止まりです。
延伸の可能性も残してはあるようですが。
改札で乗車記念証明書をいただき、レンタサイクルを借りたいと申し出ました。
芝山鉄道では観光客には自転車をタダで貸してくれます。
昔のようにすぐに折り返して帰るようなことは、最近はしません。
終着駅でのんびりしたいし、成田空港なのだから、飛行機を間近に見てみたいと思っていました。
親子連れなど、少ないながらも体験乗車の客もいます。
そういえば、芝山鉄道は必ず警官が添乗警備していると聞いていましたが、往復ともその姿は見ませんでした。
芝山千代田では10人程度が下車しました。
さて、まずは航空博物館へ自転車で向かいます。約2キロの道程は、多少のアップダウンがありました。そして、やたらに警察車両が走っています。これが日常なのでしょう。
航空博物館は入場料500円。まあまあの値段だけどJAF会員割引で半額になりました。
親子連れを中心にかなりにぎわっています。鉄道博物館もそうだけど、マニアよりも一般人が多いのは共通です。
私は飛行機は門外漢ですが、エンジンとかコックピットとかは興味あります。
747前頭部のぶつ切り断面はおもしろいです。
次は飛行機が見える丘なるところへ行きました。
マイカー客でそこもにぎわっています。
ニコンP900を持ってきているので、飛行機写真に挑戦です。
離陸したところ。
着陸するところ。
鉄道写真と勝手が違って、いやはや、難しい。
P900のばけものズームの超望遠撮影ですが、ファインダー内で思っていたよりも高速で被写体が移動するので、補足するのが難しいのです。
航空写真では、コンデジでは限界があるようで、やはり一眼レフとマニュアルフォーカスが容易な超望遠レンズが必要と痛感しました。コンデジではとにかくピントが狂いまくるのです。
適当に撮影した後、芝山千代田駅へ戻って、次は東成田駅へ向かいます。
車内はがら空き。
車窓からは駐機場の飛行機がよく見えます。
東成田駅で下車しました。
噂では聞いていたけれど、なんとも不思議な駅です。もともとは成田空港駅。往時の賑わいがウソのような空虚な空間です。反対側のホームは照明も消され閉鎖されています。昭和の空気感が構内に漂っています。
フェンスで仕切られた閉鎖されている真っ暗な空間には、使われなくなった資材が無造作に置いてあります。
賑わっていた往時の面影が見えます。
改札の横に、第2ターミナルへの連絡通路があります。
誰もいない長い通路。利用者はいるのでしょうか。そこを通って空港第2ターミナルへ向かいます。
「空港第2ビル駅まで500メートル」の看板があります。
果てしなく続く通路
あと400メートル。
直角に折れる地点。
通路は続くよどこまでも。監視カメラが無数に設置されています。
誰もいないと思ったけれど、途中2人、すれ違いました。観光客ではない普通の利用者のようでした。
あと200メートル。
あと100メートル。
終点に近づくにつれて、カートを押す音や人の声がたくさん聞こえてきます。
東成田駅からここへ到着すると別世界の喧騒が。
清潔で明るい空間が広がっていました。
東成田駅、とってもディープな空間です。
廃墟と秘境駅をあわせ持った雰囲気です。成田空港の歴史に翻弄された駅ではないでしょうか。
右がJR、左が京成、どちらもにぎわっています。
スイカでさっと入場し、JRで成田駅へ向かいました。
N'EXは成田駅のホームのない中線を通過して、空港駅へ走り去っていきました。
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http://kumatetsu.mediacat-blog.jp/t129129
この記事へのコメント
こんばんは。
検索結果より参りました。
成田空港の歴史を映しているような京成・芝山鉄道の路線には興味を惹かれます。
芝山鉄道ができてしまったために残さざるを得ないだけで多くの乗客を期待していないのかもしれませんが、東成田駅の雰囲気は国際空港への玄関口だったとは信じられないですね。昭和の造形が埃を被ったまま残されているのが、何とも物悲しくもあり、興味深くもあります。
風旅記: kazetabiki.blog.fc2.com
検索結果より参りました。
成田空港の歴史を映しているような京成・芝山鉄道の路線には興味を惹かれます。
芝山鉄道ができてしまったために残さざるを得ないだけで多くの乗客を期待していないのかもしれませんが、東成田駅の雰囲気は国際空港への玄関口だったとは信じられないですね。昭和の造形が埃を被ったまま残されているのが、何とも物悲しくもあり、興味深くもあります。
風旅記: kazetabiki.blog.fc2.com
Posted by 風旅記 at 2020年08月27日 02:29