2014年07月08日

またヤジですか。

 東京都議会に続き、国会でも女性蔑視とのヤジがあったとか。

 そもそも、ヤジくらいで人権侵害だの女性蔑視だのと騒ぐことが元々おかしい。
 議員ならヤジくらいでガダガタ騒ぐな。
 
 今回明らかになった大西議員の件は、今頃になってだれが見つけ出したのだろうか。
 今回の騒動にかこつけて、自分も知名度を上げようと自ら言い出したのか。
 それとも誰か周りの人間がそそのかして、便乗したのだろうか。
 上西議員はヤジが飛んだとき、「がんばります!」と見事な切り返しをした。それが大人の反応だろう。
 それで良いし、それ以上問題視することが大人げない。当時はそれでスルーしたのだろう。
 名乗り出る必要も謝罪も求めないと言ったあたりは立派だ。
 言った本人は名乗り出たけどね。そのくらいのヤジは阿吽の呼吸だろうが。

 ヤジくらいで、差別だとかどうとか言ってマスコミその他が正義づらしているが、これでは言葉狩り、言論統制ではないか。議員同士くらいヤジも含めて自由に発言させれば良い。どんな言葉を浴びても耐えるのも議員の務めだろう。それを「こんなひどいこと言われました。」って発信する奴がバカだ。それに乗っかって批判する奴もバカだ。
 最近の日本は、異様に言葉に対して仔細なことを批判する風潮となっている。一番思うのは、東日本大震災に関してだろう。被災者や被災地に対してどんな小さいことでもふざけた発言をしたら全世界を敵にまわしたかのごとく批判を浴びることとなる。
 世の中には、ブラックジョークというものもあってしかりだと思うが。
 石原環境大臣の「最後は金目でしょ」発言。あれもマスコミその他から袋叩きにあっているが、現実、公共事業や震災復興の面で、最後は金目で解決させているのも現実なのだから。それは被災者も求めているのが現実であろう。それを、福島を傷つける発言だと、福島県が上から目線で批判するのはどうかと思う。

 かたや塩村は未だ、往生際が悪い。まだ犯人探しだなんだと、都議会に因縁をつけているようだ。

 鈴木都議の唯一の失敗は、最初にすっとぼけたことである。ウソはいけない。これでは卑怯者扱いされても仕方がない。正々堂々と「私が言った。」と言って、自分の意見を通していればよかった。大事になってからこそこそと隠れるようでは、議員としての資質がないと言われても仕方ない。

 議会でヤジが出るくらいの方が、民主主義が成熟している証拠だ。
 もし、一党独裁の中国の全人代で党員がヤジを飛ばしたらどうなるか。ましてや、北朝鮮のあの中で金正恩にヤジを飛ばしたらそいつは即刻死刑だろう。日本や先進諸国でヤジを飛ばせるのは、平和な民主主義が浸透している証拠だ。


 「早く結婚しろ」、「産めないのか」、この言葉が女性蔑視、女性差別だという。
 逆に男性に対して、「早く結婚しろ」とヤジが出たら、今回のような問題になったのか。
 絶対になっていないだろう。それこそ男女差別ではないか。女だからという根本に差別意識があるから、騒ぐのだろう。騒いでいる連中こそが、根本的な差別意識を持っているとしか言えない。

 現実はどうだ。女性の生き方の多様化とか言って、健康な体の女性が子供を作らない選択することが、今の少子化の一番の原因ではないか。
 子供が欲しくてもできない女性、体に問題を抱えていて子供をあきらめている女性を冒涜しているのが、塩村議員をはじめ多様な生き方(子供を作らず仕事に生きる)を実践している健康な女性たちなのではないか。
 もし、塩村も体に問題を抱えていてあのようなヤジを受けたのなら、そのヤジは絶対に許せない。
 しかし、妊娠したとウソをついて男から慰謝料を巻き上げるような塩村は、絶対にそんなことはないだろう。

 それでも、女性に「産めないのか」ということが人権侵害、女性蔑視と言うのなら、男がもし子供を産むことができるのなら、そのとおりだと思う。
 差別でも蔑視でもなんでもない。女性にしか子供を産むことはできないのだ。女性にしかできない神々しい、崇高な仕事なのだ、子供を産むことは。
 男なんかには絶対出来ない、崇高な生物としての仕事なのだ。
 専業主婦で子育てをしている女性こそが、もっとも尊敬するべき崇高な仕事をしているのである。男にでも出来るような仕事を女性がやるから世の中おかしくなっていくのだ。

 仕事の能力には男女に能力の違いなどない。しかし、子供を産むことは女性にしかできないのだ。
 もしも男にも子供を産むことが出来るのに、女性だけに「早く子供を産め」なんて言ったら、それは立派な差別だが、生物としての人間として、男女の役割分担は厳然とあるとしか言えないのではないか。

 世の中、綺麗言と建前論ばかりである。本音の世界は別である。マスコミもその他も表面でしか語らない、語れないのが、今の社会の風潮である。  

Posted by よっぱらいくま at 21:25Comments(7)TrackBack(0)政治・社会